「白い日差し」洋画演習4.jpg   2002年
F50号(90.9X116.7cm)
キャンバスに油彩

   前回の30号作品二つ「鏡の中」「立つ人物」が平凡すぎる、これでは卒業制作に入れないと指摘されたので、今回は自分としては悩みに悩んで、その結果、自分なりに開き直って描いた作品。どうしても写実的な上手い絵を描こうとする自分の感覚とのせめぎ合いでした。苦しんで苦しんで、自分の普段作っている彫塑の立体感覚を絵に導入する
ことで新天地を開こうと考えた作品でした。絵が分からない普通の友人に見せると、何これ?という反応でしたが、筆を執るまで、白い何も描かれていないキャンバスを前にひたすら見つめてそれをらっめっこする時間が続き、それが10時間近くなってやたら苦しんだ割に、描き出すと、凄く楽しかったことを思い出します。

芸術は爆発だ!の岡本太郎作戦と名付けていました。
 
     
   
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