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「バス停のある風景」洋画演習2.jpg 2001年
F15号(53X65.2cm)
キャンバスに油彩
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真ん中あたりで絵の具が剥奪しています。
それは下塗りで確かジンクホワイトか何か上に絵の具を乗せると、そうなる白を使ったからです。
この絵は自宅から100mほど下った所にあるバス停を描いたもの。
確か課題としては建物のある屋外風景を描きなさいだったはず。ちょうど仕事が忙しくて休日もほとんどなかったので、一番移動距離が少ないモチーフを選びました。
でも、このバス停は昭和の初めの頃の雰囲気が残る由緒正しそうなもので、すごくお気に入りの風景です。描いていると、見知らぬ人が次々覗き込んで行くし、中には当然、同じマンションや顔見知りの人も多くてひどく恥ずかしかったのを覚えています。
中に見知らぬ女性は、このバス停を「トトロのバス停」と呼んでいますと言ったのが印象的でした。自分もいつか絵にしたいと羨ましげに言われました。
今なら、もう少しマシに描けそうな気もしますが、この頃は油絵の描き方もまるで分かったませんでしたから。
そう言えばキャンバスに顔を埋めて、ふっとバス停に目を向けると、小さな瓜ん坊(イノシシの子ども)が2・3匹、道路を横切ってびっくり、その少し後に体長1m20cmもある親イノシシも横切ったのでまたびっくりしたこともありました。
こちらは座っているのでイノシシに突進されたら避けようがなく、怪我して笑いものになるの嫌だなと思った事件もありました。
幸い、向こうもびっくりしたようで、道の反対側を駆け抜けて行きました。正にスタジオジブリ的な一シーンでした。
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