「飛翔」.gif   2003年
(h62cm)
石膏にアクリル着彩、銅粉
   これも市の展覧会に出品して佳作になったかな。
 最後の彫塑完成作品です。

 彫塑制作自体は、映像ワークショップに2004年の10月から通い始めたため、2005年の3月ですっぱり止めました。
 経済的時間的な理由からたぶん二度と行うことは無いと思います。思えば6年間の長きにわたって本当に楽しく勉強できました。本当はまだまだ続けたかったのですが、映像作品を創る上では二兎を追えるほどの余裕はありません。クレイアニメ作品など同じ粘土つながりで立体物を作る際にその経験・感覚が大いに役立っております。教室の方々には先生を含めて感謝したいと思います。

 肝心の作品ですが、この頭上に組んだ両腕などは型から外す際に一度壊れたモノを再度石膏で補修して象っております。
体のムーブメントや動きも、素人なりにちゃんと表現できたかなと自負しています。
 デッサンでも同じなんですが、人物像は「手」の造形が顔に次いで難しいのです。「手」って実に様々な表情があって、それだけで何十分も時間を掛けて造形しないといけないので、限られたポーズ時間では手が回らないんですよね。
 その意味でよく頑張って作った作品だと自信をもって自画自賛できます。渾身の作品とまではいかないまでも、力作です。

 屋外で撮影すると、キラキラ反射して本物のブロンズ像っぽく見えますが、石膏に着色したものです。

 また、ほとんどの石膏作品は置き場も無いため撮影後は破棄しておりますが、これだけはリビングに飾って残してあります。

追記
下側の画像、マウスでクリックすると拡大されます。
 
     
   
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