魔女の横顔星雲
- Witch Head Nebula in Eridanus, IC2118 -
オリオン座のすぐ西ある大きな星座、エリダヌス座の中にある「IC2118」の写真です。エリダヌス座に位置する星雲ですが、この星雲を探すならオリオン座の一等星リゲルから探した方がわかりやすいです。こちらに銀塩フィルムで撮った広写野の写真がありますので、見て頂ければ位置関係がわかりやすいでしょう。
IC2118は、その形が魔女の顔に似ていることから「魔女の横顔星雲」という愛称が付けられています。今一つ想像しにくい愛称ですが、青っぽい色合いが不気味な雰囲気をかもし出していて、「魔女」という感じがしてくるから不思議です。ところでこの星雲は、約４０光年も離れたリゲルの光を反射して青く輝いています。リゲルの強烈な明るさを、間接的に感じさせてくれる星雲だともいえますよね。
数ある星雲の中でもかなり淡い対象のこの魔女星雲。最近のデジタル機材の発達に伴い、星野撮影ファンに人気が出てきた星雲です。そこでシーズンが終わりに近づきましたが、冷却ＣＣＤとε１６０で私も写してみました。
空の透明度が悪かったので元画像はボロボロでしたが、その中なんとか仕上げてみたのが上の作品です。今度のシーズンでは条件のよい秋頃にじっくり撮影したい天体です。
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撮影条件
Epsilon160+ST2000XMにて撮影
EM-200赤道儀にてセルフガイド
露出時間：L:15分×8 R:10分×2 G:10分×2 B:10分×2 (RGB:2×2-binned)
Astronomik Type 2c Filter
Stellaimage5,PhotoshopCSにて処理
和歌山県本宮町
2006年1月撮影掲載画像の著作権は撮影者が所有しています。画像の無断転載･使用（個人的に楽しむ場合を除く）はご遠慮ください。