リゲル西部の散光星雲


リゲル西部の散光星雲


 オリオン座リゲル西に広がる散光星雲の写真です。写真中央下で青白く輝く星がオリオン座の一等星「リゲル」です。そのリゲルの右上には「魔女の横顔星雲(Witch's Nebula)」と呼ばれる青っぽい星雲が写っています。淡くて小さな星雲ですが、天体写真ファンには大変人気がある星雲で、銀塩フィルムだけでなくデジタル一眼、冷却CCDなどでも狙われている星雲です。

 この付近の写真といえば、魔女の横顔星雲ばかりに目が向けられがちですが、リゲルの北部にも淡い星雲が広がっています。上の写真からも、青っぽい星雲と赤い星雲が入り組んで写っているのがわかります。魔女の横顔星雲よりも淡いため写すのは困難ですが、形が特徴的ですので広写野で狙ってみるのも面白いと思います。

 ところで魔女の横顔星雲。どういう風に眺めたら魔女の横顔に見えるのでしょう?もしご存じでしたら教えてください。

撮影条件
NFD400+67カメラにて直焦点撮影
EM-200赤道儀 BORG76ED+STVにて自動ガイド 露出40分
フィルム:エクタロームE100S(+1増感)
撮影地:奈良県大塔村
2004年10撮影

月刊天文入選作品

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