取引規約
弊社をご利用されるお客様へのお願い
弊社は、ご依頼からご契約に至るまでの一切の作業は無償とさせていただいております。
但し、以下の理由から契約不成立の場合、弊社から提出させていただきました全ての書類(敷地調査書、事業計画書、見積書、仕様書、各種図面類及び敷地・建物模型類一切）をご返却いただきます。(全ての提出物の複写、複製、流用はお断りしています。尚、弊社書類郡の不正使用等が判明した場合は、それまでの費用を含め、損害賠償請求を求める事もありますのでご注意ください。
初めての取引で、弊社を含めた複数業者への見積り依頼は、特別な場合を除き全てお断りしていますので、弊社への連絡はご遠慮ください。又、事前通知が無く、途中で複数依頼が判明した場合も、その段階で仕事を中断させていただきます。
弊社のお客様は、リピート若しくはご紹介が全てで、基本的には当初より信頼関係の上で仕事をさせていただいております。ですので、弊社のお客様は特別な場合を除き他社との競合はされません。この事からお客様の信頼を裏切る事が無い様、最良の注意をはらい、終始段階的な説明を繰り返し、丁寧且つ慎重に作業を実施しています。又、当初面談からご契約に至る迄、不安や考えの是非を段階的に解消し、施主様と弊社が建物造りの上でしっかり一致する為の作業を精一杯取り組ませていただきます。それには多くの時間と手間と費用を要します。
敷地を十分に調査し、近隣環境や法的制約、施主様の計画に関わる全てのご予算を踏まえた上で、考えに沿ったプランニングに入ります。
基本プランの下地がまとまりますと、各種図面や鳥瞰図、パースを作成し、イメージしにくい場合は建物模型を作成します。又、各種展示場にもご案内し施主様のイメージが固まるまで作業を繰り返します。
打ち合わせも終盤に入りますと、軸組図を含む数十枚に及ぶ詳細図を作成し、施工段階での見落としや問題点を検討し、最終段階の契約図面と仕様書・見積書の作成に入ります。
この様に、大変な手間暇がかかります。それは、弊社が設計から施工管理、積算担当者として設計図書・仕様書・見積書全てを把握し、施主様の建物に対する思いやご予算に対する考えに、弊社の至らなさや都合でがっかりさせる事の無い様、許される限りの時間をかけ努力しています。これらは、大規模改装や特殊建築物（教育・保険・介護・医療施設、集合集宅、テナントビル等）に関しても同様の対応をしています。
弊社ではご契約締結に至るまで下記の事柄を考慮しています。
注文建築においてご予算の設定には下記の事柄に対し事前確認及び実態調査が必要です。
尚、調査結果から生じる施主様のご予算面での無理な負担は、指示が無い限り絶対にさせないという心づもりでおります。
ａ．敷地の調査。
① 敷地の現況調査＝道路・隣地と敷地の高低差、道路境界明示の有無。接続道路の種類。建築法令上の制約。道路上の上下水道の配管位置と配管口径及び敷地内口径変更の有無、電信柱の位置。
② 設備の確認（電気・水道・ガス・電話・ＴＶ環境・イ ンターネット環境・）
③ 登記上の確認(所有権、隣地境界の明示の有無、)、近 隣調査及び隣接建物の調査
④ 既存建物・植栽・外溝等の解体費、敷地造成に関わる現況変化への概算
⑤ 建築確認申請・その他の申請の経路と費用の確認、地域協定の有無
⑥ そして、敷地・建物・道路・近隣等の写真集、現場地図の作成
⑦ 家族構成と年代層、簡単なプランニングの計画案の作成
・既存建物内家具の再使用の有無と寸法確認
・電化製品等の再利用の有無と寸法確認
・家具
・電化製品の配置
・既存照明器具の再利用の有無
・カーテン類の対応、
・プランニングに係わる個別又はご家族の特殊な趣味等
・個別の衣類・寝具の量等。
ｂ．概算予算の内訳
①建築確認申請及びその他の申請関連費、設計監理費、各種保険料
②プランニングに関する概算建築費と外溝造園工事費及び付帯設備費
③既存建物及び付帯設備・残地家具等の処分解体費
④上下水道の口径変更又は新規引き込み費、内外設備の概算費
⑤照明器具・カーテン等の概算費
⑥往復引越し費、
⑦仮住まい費
⑧各種表示・保存・既存建物の滅失登記費
⑨住宅ローン利用をされる場合の諸経費、各種制度利用される場合の申請費
⑩地鎮祭・上棟祭・竣工祭の有無と、実施される場合の概算費、近隣対策費等々
⑪公的補助の有無。
建物は万能商品ではありません。心地よく住まう為のお世話が必要です。経年劣化による多少の欠陥を見つけても、たいていは補修できます。工務店に依頼し、良い環境で住まう為の建物のお世話を、施主様やそのご家族の方々も日頃から心に留めて頂いて、愛着のある住まいづくりをお願いいたします。気持ちの良い生活環境が必ず生まれる筈です。最近の広告の１００年、２００年住宅の事は分かりませんが、お世話をする事で生まれる数百年・千年住宅は存在します。
将来を見据え、信頼関係の築ける工務店との関わりを深めてください。長い付き合いがあれば、建物に関する全ての事柄を依頼する事が最良の道です。工務店は全ての職種の職人を束ねていますので万能な筈です。
弊社は、施主様の後ろに常に控えさせていただける存在として、末永くお付き合いいただける事を願っています。
<２０１４年１１月メモ追加>