創業20周年記念誌「すまいる」

 2.住むを実践する

 
ご自宅をチェックする 

 <ご自宅のお手入れ>
 戻る

建物内の簡単手入れ
 ここで、ご家族全員で心掛けると良い、水廻りの簡単な清掃を少し書いてみます。 

@  浴室
 *お風呂に入って体を洗われる時、体洗い用のナイロンタオルに石鹸を付けて鏡を満遍なくこすり、その後石鹸分の無いナイロンタオルで温水シャワーをかけながらしっかりと石鹸分を洗い流します。最後に手の平で良いので再度温水シャワーでしっかりと石鹸分を流されますと、鏡の曇りがなくなります。各自が入られる時、鏡に一度シャワーでお湯をかけるだけで、出られる時まで曇りません。
 *お風呂を最後に上がられる時、洗い場周辺の壁や建具、床や椅子に髪の毛を含め温水シャワーでしっかりと流してください。石鹸垢のこびり付きが薄くなり、後での掃除がやりやすくなります。
 *最後にお風呂を上がられた方は、浴槽のお湯を流し、洗い場・浴槽の壁・床に温水シャワーをしっかりかけて、 マットやバスタオルでカランやシャワーホース、棚、鏡を含む床や壁を拭ける範囲で拭いてください。出来ればトラップ式の排水蓋の手前の蓋までは開けて立てかけておくと良いです。又、建具や窓は開けておくと良いです。最後に、洗いたての乾燥したタオルで鏡を艶が出るまでしっかりとふきあげると、当初の鏡の清掃効果が一段と良くなります。
 *翌日の朝に換気扇か浴室乾燥機の涼風で結構ですので1時間位かけておいてください。これらの作業は全て簡単で短時間で済みます。毎日の掃除が1〜2週間に一度位で済むと思います。又、状況にもよりますが、カビの発生は確実に抑えられます。そして、コストのかかる乾燥機や洗剤に頼る必要が減少します。

A  洗面台
 *洗面化粧台を使用された後、タオルリングに掛かっているタオルで顔を拭かれると思いますが、その後に必ず 鏡に飛び散った水滴や、ボールの水滴、カラン等を拭き取ってください。何時までも新品のような洗面化粧台がキープされます。 
 *出来れば洗面脱衣室の壁に、壁掛け式の扇風機を付けられると湿った空気の入れ替えや、換気扇と連動させて何時も新鮮な環境にしておかれると気持ちがよろしいです。カビの発生も抑えられます。 

B  トイレ
 *最近は男女兼用で、洋式便器を使用される家庭が増えています。家庭によっては、汚れ防止の為、男性にも座って小便をさせる家庭が増えています。 
 *便器は使用されると必ず目に見えない所で水が跳ね汚しています。その汚れを清掃することは誰もが気持ちよいものではありません。各人が終わった後必ず枝付きタワシで便座を上げて洗浄しましょう。シャワーノズルも引き出し、全体をトイレットペーパーでふき取りしましょう。3分と掛かりません。最後に水を流しておけば次回の掃除が非常に楽です。小便器もトイレットペーパーで拭いておけば気持ち良いです。

 余談ですが、最近の高機能便器は、各メーカーが掃除のしやすさに力を入れ、見た目もよく省スペースで、確かに楽になり気持ちが良いのですが、反面、これまでの便器と違い耐久性やメンテナンスに問題があります。例えば、電化製品では今もメーカーによる保証期間は1年ですが、販売店が別途長期保証をすることでお客様に対する安心を確保しています。しかし、便器に関してはメーカーが5年保証を一定条件を元に実施しています。メーカーの説明によると、「便器も電化製品と同じと考えていただきたい」と言うことです。

 これまでの便器が故障や経年劣化でメンテナンスを依頼しますと、たいていの場合は部品交換で済みます。そして、便器本体はいつまでも生涯使用できます。しかし、最新の便器はメンテナンスの部品交換にも費用がかさみ、10年位を使用限度と考えておかなければなりません。10年位経過して便器の機能に何か起きれば、特殊な個所を除き新調しなければならない事になります。新築や水廻り改修段階での便器選びは、この事にも考慮が必要です。


<2014年4月作成、2014年11月現在確認済>

上に戻る