■遍路を終えて ・八十八ケ寺の遍路は35日間で結願し、もう一日かけて一番札所までつなげた。 ・全行程の歩行距離は1167.5kmで、36日間の平均歩行距離は32.5km。一日の最高歩行距離は延命寺から65番三角寺、66番雲辺寺を経て白藤大師堂までの45km、最低は風雨の為に半日行動とした明徳寺から内子を経て千人宿記念大師堂までの21km。(1日目と36日目は除く) ・寺では、手水所、鐘つき、灯明、線香、納経(般若心経のみ)を行ったが、時間は概ね20分程度であった。 ・遍路道は車道歩きも多いが、旧遍路道もよく整備されていて、町から山、山から海、海から町へと歩くうちに、ただ歩くことが修行・・・といった感覚を体感できたような気がした。 ・気候は前半の最低気温が5~8度、最高気温は11度前後で、手袋(軍手)が外せなかった。3月末から4月はじめは朝夕寒く日中は暖かくなり、後半は日中Tシャツで歩く日が3日ほどあった。 ・天候は36日間で雨の日が8日あり、そのうち半日以上降り続いた日が4日あった。 ・宿泊は旅館11日、通夜堂9日、善根宿4日、野宿11日で、旅館に泊まる時は当日の昼前後に電話を入れるようにしたが、時期が早いせいか満室で断られたのは1回だけだった。旅館泊りの遍路の方は宿が確保できないと歩けないので、混みそうなところは2-3日前に予約を入れると聞いた。通夜堂、善根宿での同宿者は、0人が6日、1人が5日、2人が1日、3人が1日だった。 ・お接待については、通りすがりの方から飴玉をいただいたり、休憩所を設けてお茶やお菓子、蜜柑などを置いていただいたり、旅館での洗濯やお握りの接待、道案内、道端での挨拶、善根宿・・・など、随分と励まされ、支援いただけたことは、すごいとしか言いようがない。その一方で、ゴミを捨てたり、野宿禁止の場所にテントを張ったり、浮浪者然とした恰好で店に入ってご迷惑をかける・・・と言った話も聞いた。 ・気になった点を一つ挙げるとすれば、寺、旅館共に和式トイレがほとんどで、ウオッシュレットがあったのは民宿の2軒だけだったこと。 ・体重は66Kgから61Kg,体脂肪率は17%から14%になっていた。 |