なぞの稚魚

最終更新日:2002年8月9日

トップに戻る



琵琶湖南湖東岸のある場所で泳いでいたなぞの稚魚。
はじめはナマズの稚魚ではないかと飼い始めたのだがどうやら違うようだ。
その証拠にひげがない。




2002年6月14日なぜか会社は休み。別にワールドカップで休みなわけではない。
朝から琵琶湖南湖東岸のある場所に行ってみた。
目的はなまずのえさを探すために。
3週間前に比べてさらに水質の悪化し、魚もどこかへ行ってしまったとおもったら
いままでに見たこともないおたまじゃくし?の群れ。
1000匹〜10000匹はいるだろう。
早速調査してみると見た目はおたまじゃくし。でもおたまじゃくしではなさそう。
尻尾の振り方が違うのと横にひれがついている。もしかすると共食いになるのか?


断定はできないので少し連れて帰ってきた
これで100匹ぐらい?


それぞれ体長約7mm
もっと接写してみると


ね、おたまじゃくしではないでしょ。
きっとなまずの子供だとおもうけど言い切れないので少し飼ってみることにする。
またえさの調達が大変になったな。
もしなまずだったとしてこのおおきさは生後4日ぐらいか?


この丸い擬似田んぼにいたなまずくん達とカブトエビ2匹は四角い擬似田んぼに引越し
そこになまずの稚魚と思しき集団を入れてみる。



なまずだとしたら夜行性のはずなのになぜか固まって寝る稚魚達。
カブトエビが掘り返した穴がちょうどいいようだ。
やはりなまずではない?


引越しした面々
正面からみると目が白くてなかなかするどい出で立ち。
まるでギャングのようだ
ほんとうになまずなのか?


拡大してみるとすごい顔をしてる
怖い


上からだけではなんなのでちょっと水槽に入れて横からみてみることに。
なかなかかわいいではないか
それにしても黒い体色はステルス戦闘機さながら
日本の魚ではないような気がする
上から見て見えていたのは目ではなく目のふちだったようだ
ルーペで観察すると2本ひげがあるように思えるのだが、細い。
口はなかなかおおきくおたまじゃくしではない。


「琵琶湖となまず」に載っていたなまずの稚魚の絵とは目の大きさがあまりにも違う。
もしかするとなまずでないかもしれない。
それにしても目が微妙な角度でついていること。


ということで下から
なるほど。下がよくみえるような角度で目がついていたんだ。


☆になったなまずのジョンのかわりに稚魚達?が家の中へ
でも次の日ジョンと同じ運命をたどった稚魚数匹。やはり外(ベランダ)の擬似田んぼへ。


こちらは謎の稚魚達。たんぼの中の1軒家を入れてやる。
最近夜はそこに入っている。


あまりおおきくならない。
さらにひげがない。
魚図鑑をぱらぱらめくっていたらよく似た稚魚の写真発見
それは・・・・・え?
昼間みたあの魚の稚魚か?


ひさしぶりに稚魚を出して写真に撮ってみる
あたまが黄色くなってきた


背びれ、腹びれが長い。
やはりあの魚か?


水槽から稚魚の数がめっきり減ってしまった
あと2匹ぐらいか
貝エビの方が多くなってしまった。
死んだんかな?それとも鳥が食べにきたかな


ひさしぶりに身体検査
体長約15mm
体全体が黒から普通の魚のような色になった。
ところで何を食べてるんだろう。
ミジンコなどはたっぷり入れてるが減ってないし。

それから数日後

いない

全滅

以上終わり


で、この魚は何?答えはたぶんカムルチー(雷魚)と思われます。
なまずたちのえさとしてもっととってくればよかった。

トップに戻る


Copyright aquarium@zeus.eonet.ne.jp 2002