「そう、彼等は無事なんだね」
「はい」
「良かった……」
「……」
「ありがとう。あの子を護ってくれて」
「いいえ。感謝の言葉を述べられるようなことを私はしておりません。殺そうとしたのですから。例
えどんな理由があったとしても……」
「けれど、あなたは今ここにいてくれる。彼等との約束を果たしてくれている。それだけで」
「ありがとうございます。彼等にも、そしてあの方々にもいくら感謝をしてもしたりません」
「その気持ちだけで十分や」
「そうそう。人生は前向きに楽しまなきゃだぜぃ」
「けっ、アイツ等が素直に礼を受け取る奴等かよ」
「ほら、皆もこう言ってます。だからこれ以上感謝の言葉は受け取りません。彼等に何かを返したい
のであれば、再び生きて会えばいい。それだけで十分喜ぶでしょう。きっとあの子は綺麗な笑顔を見
せてくれるはずです」
「……そうですね」
「くぅ〜可愛いだろーなぁ♪」
「当然やろvv」
「だよな〜vv 早く会いたいぜ! てか、ズリィよなぁ〜アイツ等……。俺なんて……」
「お前はまだマシや。俺等はまだ会うたこともないんやで? まあ、遠くから眺めたことはあるけど
な。せやからアイツ等には何かして貰おか?」
「その考え賛成だぜぃ♪ じゃあ何してもらう?」
「せやな……」
「けっ」
「彼等はいつも?」
「うん、そうだ……っ…………」
「!? ……様」
「「「!?」」」
「やっぱり思とったより、状態はマズイわ……」
「私が長く話し過ぎたのでしょうか?」
「違うな。今までの分が溜りに溜った結果だろ。けっ」
「やろうな……」
「もう行くしかないだろ!」
「行くってどこへや?」
「決まってんだろ!」
「……せやな」
「けっ、仕方ねぇな」
「本当に私で宜しいのですか?」
「アンタやから頼むんや」
「俺等三人で結界を張ったからとうぶんの間は心配ない。だから留守番頼むぜぃ!」
「……分かりました。お気をつけて」
◆◆コメント◆◆
えっと、時間があいてしまいましたが、
ようやく第三章の再会です。
初っ端は会話文のみですvv
たぶん拍手の影響が多々あるからだと思います(笑)
けれど、会話文だけでも、誰が登場しているのかは
だいたい分かると思います。
所詮管理人の書く拙い文章ですから、隠し設定とか難しいことは
あまり出来ないので……
それでは「君という光 第三章」これから宜しくお願いします♪
二章が予定より大幅に長くなったので、
なんとか10話前後を目標に頑張りたいと思います!!
2006.01.15 如月 水瀬