「リョーマさん、明日の日曜は部活お休みですか?」 「そうだけど?」 「もう予定入ってます?」 「別に」 「じゃあ私の買い物に付き合って頂けませんか。お昼奢りますよ。もちろんデザート付きで」 「分かった。ちゃんと起こしてよ」 ご飯とデザートに釣られて快く了解したリョーマだったが、それがこれからの平穏な生活を一変さ せることになろうとは全く考えもしなかった。 この時既に運命の歯車は再び回り始めていた。 これから自分の運命に大きく関わることになる人物と出会うという歯車が……