Review No.G-006

ガーディアンズ・ソード
GUARDIAN'S SWORD
うるわし       
麗のマナ

(C)TGL ,1999



笑顔の仮面の下に隠された、
マナの真実の姿とは・・・?

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(Microsoft ADPCM,312KB)

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これでやっとぐっすり眠れる・・・

 ・・・というのも、前作 『GUARDIAN'S SWORD』 で決着のついていない最大の伏線である 「マナのその後」 が本作で明らかになったのですから。どう明らかになったかはゲームをプレイして確かめてもらうとして、ここでは 『GUARDIAN'S SWORD 麗のマナ (以下、麗のマナ) の魅力の一端を述べてみたいと思います。

  ストーリー、および世界観は前作とほぼ同じ です。外伝的なお話になるので当然ですね。明るいイベントが少ないので、ともすればストーリー全体が暗くなってしまいがちですが、そこは持ち前の表現力でなんとかカバーしています。今回も妙なキャラクター (さて、何でしょう?) がけっこう重要な役どころを演じていますが、これも重いストーリーの雰囲気を和らげるのに一役かっていると言えるでしょう。

  CGはテイジイエルの作品ですからまったく問題ありません音楽もストーリーに完全にマッチ しており違和感を感じさせません。ただ、前作でもそうだったのですが、 実質的な曲数がやや少ない ような気がします。もう少し曲調にバラエティがあってもいいのでは?

  戦闘シーンの特殊効果は「スゴイ」の一言 に尽きます。ゲーム専用機ならともかく、パソコン用のゲームでここまで動かすとは。止まっているモノを見つけるほうが大変なほどです。 でも・・・私のパソコンは現行機種の2世代も3世代も前のノート型PC (MMX Pentium 166MHz) 。パッケージに書いてある動作環境は満たしているものの、 快適動作にはほど遠い状態 でした。大半の魔法・必殺技は一度は試しましたが、経験値稼ぎの戦闘時にはできるだけシンプルな画面効果の魔法を使うようにしました。派手な効果の魔法を使うと、一人あたりの攻撃時間が長くなり、ひいてはプレイ時間全体が長くなってしまうからです。それほど、画面の動きが遅かったのです。
 ハードに極力負担をかけないようにと、こういった涙ぐましい努力をしてでも、最後の敵を倒すのにはなんと2時間もかかりました。何度途中でやめようと思ったことか。思わぬところでハードの進化の速さを痛感しました。
でも、そこそこ新しいパソコンであればストレスなく動くはずなので、心配せずにプレイしてみてくださいね。要するに、 私のパソコンが古すぎる わけでして。

 低価格RPGの第2弾として発売された 『麗のマナ』 ですが、 総合評価としては前作と同じ 「可」 というところでしょうか?ストーリー展開に「不条理でない程度の意外性」があればもう少し評価を上げてもいいのですが。
 ただ、シナリオの全体像としては、 なにか 「壮大なもの」 を感じることも確かです。ストーリー展開がスローなため、なかなか「守護者の剣」の謎が見えてこない。それがプレイヤーのイライラにつながっているのかもしれませんね。 何作か先に「完結編」なる作品をプレイしたときには、私がここで書いたシナリオ上の苦言をすべて撤回するかもしれません。 今は目立たない存在の「ガーディアンズ・ソード」ですが、個人的には今後の展開を楽しみにしている作品の一つです。


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