トレーラーハウス

水道工事が終了後
監視とあんじゅは、敷地内の水道排水工事作業と
整地の作業に入りました。
この時、ふたり共まいってしまいました。
ここの地質があまりにも岩盤すぎるのと
地ならしの作業が手作業で、スコップ等を使用してのみだった為に
殆どはかどる事が無く、惜しくもかなりの日数を要しました。
今までの作業工程でも、あまりお天気には恵まれず
雨が多かったり、風がかなり強い日が多かったのです。
元々、風が舞う場所のようで、他では風が無くても
ここだけは、風があるといった状態が多く、冬は日射時間が少ないのが
条件的にはきついです。
ブロックを積む時にも出なかった悲鳴が、地ならし作業に関しては
さすがに監視も悲鳴を上げてしまいました。
道具を使って土を掘っても、地質が岩盤な為に、硬い硬い土の塊と衝突ばかりで一向に前へ進む事が出来ませんでした。
これには、さすがに少しビブレホームさんへお願いに行きました。
敷地内の水道排水作業に関しては、悲鳴を上げながらも
監視はかなりがんばりました。
微力ながら、あんじゅもお手伝いしたんです。
持病持ちのあんじゅには、重いものを持つのはハッキリ言って無理に近い状態なのに
監視のつらい状態をみていたら、やっぱりお手伝いしない訳にはいかなかったのが本音です。
腫れあがった手の甲に湿布を張りながらも軍手をはめて、岩盤割りをがんばりました。

周りには家が無く、唯一お隣の1軒があります。
村の集落からは少し外れているのです。
購入後にお隣にご挨拶に伺ったら、とても優しい方で初めてにもかかわらず
大根まで頂戴しちゃいました。
とっても気さくなお隣さんです。
時折、覗きに来ては、お手洗い使ってねとか、お茶飲むとお声を掛けて頂き
ほんとうに感謝です。
さすがに、この岩盤割りや整地作業の時には、返事も出来ないほどへたりこんでしまったあんじゅをみて
お隣さんは、食べてないからだわとか、あったかいコーヒーを差し入れして下さいました。
食器を返却しに行ったときには、涙が止まらず泣いてばかりでした。

そんなこんなを乗り越えて
トレーラーハウスを運搬する事が出来た次第です。

お天気に恵まれ、風が無い日には、ほんとうに穏やかな場所です。
鳥の鳴き声がたくさん聞こえて、あまり車の騒音も無く
静かで、時折吹く風で木のサワサワとした音が心地良い場所なんです。


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