新しいラインを巻いて、張り切って、釣り場に望み、第1投(〜数投)で、ラインが、一本で出ていかず、まとめて団子になって出て行き、
トラブルに繋がるケースって、多いんじゃないでしょうか?
特に、フロロカーボンを含んだ硬めのラインを使ってる場合、起きやすいようです。
釣り場で、ライントラブルを起こし、対処に、かなりの時間を割き、みすみす、時合いを逃し、
泣いた経験はないでしょうか?それも一度ならず、数度続けて...。
釣り具メーカーが、喧伝しているように、
リール自体での対応も日々進歩しています。しかし、これだけでは、充分では、ありません。アングラーとして、
対応すべきこともあるのではないでしょうか?
そこで、スピニングリールの場合について、最近考え/実行していることを、整理してみます:
- まず、最初に考えるべきは、ライントラブルを起こしにくいように、ラインを巻いておくことです。そのためには、事前の周到な準備が欠かせません。
- 当然ながら、新しいラインは、スプールに馴染んで、いません。従って、それを、いきなり実戦に使うこと自体に、 問題があります。
- じゃー、どうするか?
- 【解答】新しいラインは、まず、下巻に使うことです。
そして、それまで使っていた、ラインを、本ラインとして、継続して使います。そうすると、充分想像できるように、
- ラインの団子化が、激減します。
- 旧ラインから、新ラインへ、シームレスにスムーズに、移行できます。
- 従来捨てて、無駄になってた、旧ラインの未使用部分が、有効に活用できます。資源の有効利用という点では、極めて、有意義でもあります。 (ラインメーカーさんにとっては、売り上げ減少に繋がります。ごめんなさい!)
- 当然ながら、ライン相互の接続は、ブラッドノット(餌釣りの世界では、アメリカ結びとも呼ぶようです)を 使います。接続後のラインの余った部分の切り詰めを容易にして、ノット部分でのトラブルを抑えるためです。
- 予備スプールがあれば、ショックリーダーを含めて、本スプールと同じラインを巻いておきましょう。
- つぎに、キャスト操作について、考えます:
- ルアーキャスト後は、ベイルを戻したら、すぐに巻くのでなく、いったん、
ロッドを、あおって、リール〜トップガイド間のライン弛みを、除いておきましょう。
そのまま巻くと、ラインがリールのあらぬ所に巻きつき、トラブルの原因になります。 - リールを巻くときは、常にラインにテンション(張力)がかかる速度でまきましょう。
軽いプラグの場合、速巻きし過ぎると、ルアーが浮きあがり、その結果、テンションが下がり、 ラインが絡みやすくなります。 - それでも、絡まってしまったら、どうしましょう?:
- 簡単に解けたら、言うことないけど、なかなか、そうもいきませんよね!
- 予備スプールを携行していたら、交換しましょう。
- 予備スプールがなければ、絡まった箇所を、チョン切って、再接続するしかありません。その場合、電車結び (ユニノット)なんか、してはいけません。でないと、また、絡んでしまいます。必ず、ブラッドノットを 使いましょう。そして、結び目の余った糸は、ぎりぎりまで、切り詰めておきましょう。
私も含めて...ですが、アングラーは、常々、ライントラブルに悩まされている割には、これを税金の如く、不可避のことと諦めている人が、 結構いるのではないでしょうか?
貴重な時合を、無駄にしないため、ライントラブルの撲滅に務めましょう!!!