Ametyanのデジカメ……クラブツーリズム寒河江温泉に5連泊
 
クラブツーリズム主催の【ハイク入門/暮らすような旅】
寒河江温泉5連泊 月山・鳥海山・栗駒山ハイキング6日間2023/9/11〜16
 

月山・鳥海山・栗駒山ハイキングに夫婦で挑戦

 9月11日〜16日までの寒河江温泉5連泊 月山・鳥海山・栗駒山ハイキングの6日間のたび       

2023年夏の避暑旅行として、9月4日からの旅行を申し込んでいたが、申込者少数で旅行がキャンセルとなる。催行確定の9月11日からの旅行に参加することになった。 この年8月末〜9月初旬にかけて夏台風が連続して発生し、東北地方は雨の日が続いた。日程の変更は結果的には良かった。
4日からの場合 台風の直撃や豪雨になって、旅行そのものの催行も出来なかったと思われる。但しちょっと涼しくなって、心地よいハイキングになると思っていたが、 異常な夏の暑さが続いているさなかの思いも寄らない暑い苦しいハイキングとなりました。また幸にもハイキング中に雨が降る事が無かった。
参加して初めて気がついたのであるが、 6日間の旅行でバスの走行距離は1500Kmを越え、月山・出羽三山の山形県はもちろんのこと、鳥海山ハイキングで秋田県、栗駒山ハイキングで岩手県まで訪れたのには驚きました。

       9月11日サンダーバード・はくたかで上越妙高、バスに乗り換え寒河江温泉へ 

 11日は移動日、京都駅08時09分発サンダーバード5号に乗る。金沢駅10時58分発伯太か560号に乗り換え12時に上越妙高駅に着く。 新潟県に本社のある日本海バス(中型観光バス)に乗り替え一路寒河江に向かう。上信越自動車道、北陸自動車道、日本海東北自動車道、国道113,東北中央自動車道と走り、 寒河江ICそばにあるホテルに着いたのは17時過ぎである。バスは300Km近く走っての到着である。余りの遠さに先ずはびっくりした。
ホテルは寒河江ICを出てすぐのシンフォニーアネックスである。大きな露天風呂を備えた新寒河江温泉のホテルであった。説明によると「泉質は単純温泉(低張性中性高温泉)で、 体に与える刺激が少なく、柔らかい感触が心地よく体を包みます。お湯はあわく茶褐色・透明で少しぬめりを感じますが、あっさりとして湯上がり後はさっぱりとした気分となる。」とあった。 噴出温度は50.7度で、炭酸を若干含むようである。
部屋は定員3名の和洋室であるが、若干狭く感じた。もう少し広いのが良い。夕食は日替わりの会席膳が用意され、大変満足のいくものでした。朝食は和洋バイキングである。これも不満はなかった。 ただ出発が8時にもかかわらず、7時からしか食事できないのは困った。せめて6時半からの食事を臨機応変に準備して欲しかった。

       9月12日 鳥海山・あがりこ大王ハイキングと元滝伏流水で名水を飲む

   2日目も同じバス(運転手さんもガイドさんも)で9時まえに出発し、一路秋田県にかほを目指す。山形自動車道、国道122号、日本海東北中央自動車道、国道7号経て11時前ににかほに ある道の駅象潟ねむの丘で昼食を取り、12時に中島台・獅子ヶ鼻湿原の管理棟前に到着した。
 ここからあがりこ大王まで往復120分のハイキングである。道は木道が整備されているが、結構細く集団行動なので、前の人について行くのはなかなか大変である。僅か8人の参加者で、 これにガイドさんと添乗さん10人の団体であるが、やはり年寄りの二人には付いていくのが精一杯で、木道を踏み外すことも間々ありました。そんなこんなであったが何とかハイキングをやりきり、 駐車場に戻ることが出来た。
 この後バスで元滝伏流水へ移動する。ここは約10万年前に鳥海山から流れ出た溶岩流の末端部から滝のようにわき水が絶え間なき出ているところです。一帯は薄霧神秘的な景観である。 パワースポットととして人気のある場所とのことでした。また流れ出たお水は大変冷たくて美味しくペットボトルに詰めて持ち帰りました。鳥海山より流れ出たこの伏流水は 冷たく農業用水に向かないと云われていたが、近年用水路の幅を広くし流れをゆるやかにして数度水温を上げることができるようになり漸く農業に使えるようになったという。
 帰路も往路と同じ道をえんえんと150Kmほど走ってホテルに帰り着いた。帰り付く頃には雨となっていた。幸ハイキング中には天気に恵まれた。
 

       9月13日 湯殿山・出羽三山奥の「本宮」での参拝と月山・弥陀ヶ原湿原ハイキング 


 
 3日目も同じバスで8時過ぎに出発。先ずは湯殿山に向かう。湯殿山神社本宮駐車場から参拝バスに乗り換え、湯殿山本宮を参拝する。ここは出羽三山のなかでは密厳浄土すなわち未来を表すところだそうです。 本宮では裸足になり温泉の流れる三途の川をわたり、蜜源浄土の中で湯殿山のご神体を参拝し未来を経験するのでした。その後再び登山バスに乗って本宮駐車場に帰る。
 10時過ぎに湯殿山を出発して、月山を大きく南側から庄内方向に廻り道の駅庄内みかわにて昼食をとり、羽黒山入口でガイドさんを乗せ、月山8合目・弥陀ヶ原湿原駐車場に向かう。 12時40分月山・弥陀ヶ原湿原ハイキングを開始した。この日も木道を歩くのが基本であった。弥陀ヶ原木歩道コースを歩く。一周約2Km60分から90分で珍しい高山植物を観賞しながら気軽に自然 散歩を楽しめるコースとのことである。山伏を自称し登山ガイドではなく花のガイドを自称された○○さんの詳しい花や湿原の解説で楽しい木歩道歩きとなった。 この日も何とか雨に遭うことなく無事ハイキングを終えることが出来た。このハイキングの途中、月山神社に参拝する。実は、中の宮御田ヶ原参籠所に月山頂上を祭る鳥居があってこれに参拝することで 月山神社参拝となる。この日湯殿山と月山を参拝したことになる。残るは羽黒山である。
 月山8合目からの帰りも結構距離があり、ホテルにはどっぷりと日が暮れた時間に到着した。  

       9月14日 栗駒山・名残ヶ原ハイキング 

   4日目も同じバスで8時に出発した。先ずは横手を目指す。昼食を秋田ふるさと村できりたんぽと稲庭うどんを頂く。その後実は岩手県一関市になる栗駒山須川高原ビジターセンター へと向かう。もっともこのビジターセンターから徒歩で5分も歩けば秋田県である。センターは山の中の県境尾根沿いにあるわけだ。名残ヶ原は岩手県側に広がっている。よって栗駒山とは呼ばず、 須川岳と云うらしい。栗駒山とは宮城県側からの名前であるとのことでした。
 13時頃より名残が原ハイキングを開始した。ここは木歩道と普通の登山道も歩く。ハイキング3日目となり結構疲れもあり、怪我はないが登山道では転ぶこともあった。 ガイドさんが若干早くて息が上がるようなハイキングであった。このハイキングコースのあちこちに温泉が湧いたり、煙が吹き出したりしており地獄谷の平原を歩くような気分を味わった。 実際賽の河原などと名付けられたところも歩いた。
 この日もバスは片道150Kmこえ往復300Km以上の距離を走った。コースは国道13号沿い天童、尾花沢、新庄、金山、湯沢、横手までの自動車専用道路と未完成部分は国道13号を通って往復するのであった。帰路、舟形町を通っているとき 「縄文の女神」発掘の地、西の前遺跡公園に据えられた拡大レプリカの彫像を見ることが出来写真も撮れた。この走っている自動車道建設に伴っての発掘調査で国宝「縄文の女神」 が出土したのである。機会があれば訪れようと思った。

       9月15日 休養の一日  

 一日休養日であったが、文字どおり休養日にした。午前中はコインダンドリーに洗濯に行き大変疲れた。ホテルにランドリーが無く町まで炎天下の中30分近く歩いた。往復で洗濯の1時間を入れて2時間以上費やした。 へとへとになった。休憩し昼食をホテルでとり寒河江駅までタクシーで出かけたが、何も無いところだったので疲れていたこともあり再びタクシーでホテルに帰った。

       9月16日 羽黒山・出羽三山神社参拝し再度の長距離移動で帰路につく  

 いよいよ最後の日である。この日は午前中に未だ参拝していない出羽三山の一つ、羽黒神社の参拝である。ちょうど羽黒山五重塔が改修中とのことで、 石段を登っての羽黒山参拝ではなく、バスで頂上の駐車場まで直行しての参拝であったしかしここも黄金堂が同じく改修中でよく見ることが出来なかった。尚石段2,446段を登る代わりに 出羽三山文化の殿堂、いでは文化記念館を訪れた。
 出羽三山の月山・羽黒山・湯殿山のすべてを訪れた。なかなか三山を一度の旅行で訪れるのは難しいように思う。その点では良かった旅と言える。
 昼食を鶴岡で頂き一路上越妙高を目指した。17時前には上越妙高に着く。なんとバスの走行距離は1500Kmを越えたそうである。思ってもみなかった長距離移動の旅でした。  

  へとへとになって我が家に夜の11時に着く       

   ハクタカ571号、サンダーバード48号と乗り継ぎ、我が家に着いたのは11時前であった。無事何事もなく帰着した。   
 

  


 

            
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