倉吉・石見銀山・金子みすずの旅2015/12/02〜05

金子みすゞに会いたくなっての旅

 テレビのCMで金子みすゞの「見えぬけれどもあるんだよ……」が毎日のように流れており、仙崎に行って金子みすゞに会ってみようと思い立った。 さてどのように行くかを検討して、ジパングを使ってぐるっと山陰線、美弥線、山陽線と一周するコースでの旅行を思いついた。走行距離が長くなればその分安くなるし、 ジパングでは3割引である。
 さてそうするとどのように旅をするかであったが、時間と距離感とそしてなんとなく倉敷を訪れたかったので、三朝温泉に1泊、更に浜田に公共の宿があったのでそこに泊って 石見銀山を訪れることにした。浜田、益田は行ったことがなかったので是非訪れたかった。仙崎を訪れるためにも長門で更に泊って、美鈴に会うということにした。 あとは厚狭から一路新幹線で帰るという行程であった。

1日目 山陰線鈍行で倉吉へ

 早朝の二条発福知山行快速に乗って、福知山、豊岡、城崎温泉、浜坂、鳥取、と乗り換えて、倉吉には午後2時過ぎに着く。宿の迎えには時間があるので倉吉市内を見て回る。 倉の町が売りであるようだ。どこがどうというのではないが、鳥取県と云うことでなんとなく興味深く町を見て回った。
 三朝温泉も夕方と翌朝ぐるりと歩いてまわった。 

 

2日目 昼過ぎに太田市、石見銀山を探索する

 朝倉吉から特急スーパーおき3号に乗って昼前に太田市に着く。駅前から石見銀山行のバスに乗って石見銀山に向かう。石見銀山公園で降りて、清水谷精錬所跡、 龍源寺間歩、熊谷家住宅、石見銀山資料館、下川原吹屋跡などを散策した。間歩はなんと云っても一見の価値がある。 浜田へ向かう列車の時間で石見銀山世界遺産センターにはよれなかった。
  浜田市郊外、浜田の一つ手前の駅下府駅から20分程歩いたところにある国民宿舎千畳苑に泊る。     


 

3日目 浜田・益田を観光し長門へ

 宿泊した千畳苑すぐ近くに浜田畳ヶ浦があり、チェックアウト前に訪れる。激しい波と風があってゆっくりとは見て回れなかった。畳ヶ浦通称千畳敷というだけあって、 むき出しの光る岩の広々とした光景、冬の激しい日本海の波と風に圧倒される。畳ヶ浦に続く洞窟と小さな社が、この地方の生活の厳しさと美しさを感じさせた。
 列車を待っていては時間も無駄になるので、浜田へはバスで行く。益田への列車の待ち時間に、市内を探索する。浜田城が日本海に突き出すように建っていた。本丸跡を見て回る。
 次に益田市内を観て廻る。と言ってもここも待ち時間2時間程なので、赤い石見瓦で出来た石見美術館を訪れる。正式名称は島根県芸術文化センターグラントワ と云うそうだ。赤瓦を岩見瓦と呼びこの地方の名産品とのこと。 実際そういう眼で見ると、中国地方は赤瓦の家が多くあることに気がつく。列車からの風景で家の屋根の色を観て感じてください。
  次の鈍行列車を待って長門市へ向かう。長門市内で仙崎へのバス時刻表などを確認し、この日の宿のある長門温泉に宿泊した。   


 

4日目 仙崎の金子みすゞ記念館を訪れる

 4日目は仙崎に向かう。宿泊した長門湯本からの長門市に列車で向かい、バスに乗り換えて仙崎行に乗り、金子みすゞの町仙崎に着いた。
     
  
レンタ自転車を借りて金子みすゞ館ほか仙崎の町を半日観て廻る。
 仙崎より列車で厚狭に、新幹線で帰京する。   


 

            
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