オルトさんの Has His Say

サステイナビリティというのがわかりにくいという読者からの指摘に答えて、
このコーナーでは日々のニュースをサステイナビリティの視点からコメントしていきたいと思います。


第3回 道路公団改革

最近、この改革に赤信号がともり始めました。

原因は、政策の中身の決定、政策決定及び
政策実行のおのおのの3段階で影響力を行使する
人物(政治家及び高級官僚)が異なるからです。

また、自民党や民主党の中に、共産主義的考え方
(構造改革反対)を堅持している老人達(即刻離党して、
「社会党」を作るべきです。)が多数いるからです。

したがって、道路公団改革などの構造改革は、
今の「政党政治」のやり方では実現不可能です。
ちなみに、日産のゴーン社長が「以前日産が
改革できなかった原因は、改革案はあったが
実行段階になって、その案の内容が変えられたり、
骨抜きになったからだ」と言っていました。

構造改革実現するためのシナリオは
自民党や民主党の若手(まだ毒されていない)が
離党して、構造改革支持者だけで新党を作り、
党の綱領に「市場経済を機能させる為に構造改革を
推し進める」との趣旨を明記し、忠実にその綱領の
実行に努める事です。

その際、構造改革を支持する皆さんが、
このシナリオ実現の為に、真に構造改革を
実現させたいと考えている議員を
サポートする事が大切です。

現在の自民党・与党が政権を維持している限り、
誰が次期総理大臣になろうと構造改革は、
絵に描いた餅になると断言できます。
(2/23/2003)

オルトさん