奇跡なんて、そう何度も起こるものじゃない。




「イブリーストリガーを探すのじゃ!」

 ロボトニック伯爵の命により、皇城へ忍び込んだシャドウたち。
 城はすでに闇の手に落ちていた。
 心を操られ剣を振り回す皇女、ブレイズを正気に戻そうとして、シルバーは己の内に眠っていた真の力を発動させてしまう。
 闇が好む魔力が暴走しシャドウまで倒れそうになった時、光り輝く宝石と共に見慣れたメイドが空から降ってきた!
 ソニックはナックルズと共にこの世界に光をもたらす奇跡の宝石、カオスエメラルドを探していた。
「会いたかったけど、会わない方がよかったかもな。なあ、シャドウ…頼みがあるんだ」

 つかの間の逢瀬。
 一層軽い身のこなしのメイドが、冷静な執事を伴って走る。玉座へ向かって。
 闇を従えたメフィレスがこの国を、世界を奪ってしまう前に。
 そして、マスターエメラルドの守護者もそこへ向かう。

「カオスエメラルドも全部そろったわ。暗号も…ねえ、シャドウってメフィレスの何なの?創られた存在ってどういう意味?」
「ルージュ。こいつをお前の屋敷にいるテイルスっていう伯爵の助手へ渡してくれ」
「教えなさいよ、ナックルズ! あの子…ソニックはこのこと知ってるのね」

 悲しい別れの予感。
 転がり始めた石を、誰も止めることができない。

 黒く冷たい炎の中で崩れ落ちたソニックに、シャドウが手を伸ばす。
 胸に大きく丸い穴をあけて、それでもまだ動く自分に驚きながら。

「早く…オレを殺して…」

 懇願は、王座の前に立つメフィレスの哄笑に消された。シャドウにソニックは殺せない。
 ふたりが結ばれること、ふたりの中に秘められた力を合わせること、それがすなわち、彼の望み。

「待っていたよ…会いたかった、イブリース!!」




 ふたりは、出会ってはいけない存在だったのか・・・?

 闇の脅威に、ソニックとシャドウの運命は!








続きは、映画館で!wwwww










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(続かない、予定です)
(めーめーさんのお話はとりあえず休止)
(けど、まあ、気が向いたら・・・うーんwwwww)
(予告通りに書かないかもしれないしねえwwww)

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