警察小説など、田中芳樹の「ドラよけお涼シリーズ」くらいしか持ってない&みやべ本を図書館からせっせと借りてきて読んでる程度の私が、超★適当にお送りするパラレルなネタ話です。
許せる人だけどうぞ。











「監察医・宮原祐太郎」





「三谷!小村!被害者の遺体検証はどうなってんだ!?」

 捜査1課長、勝(通称カッツさん)の怒鳴り声に、下っ端ふたりが飛び上がった。
 デスクの登呂(通称トローンさん)がファイルの空白を広げて、のんびりした笑みを浮かべてる。

「早くしねぇと、本庁が来ちまうぜ。せめて所見くらい書いておきたいんだが」
「あ、はい!カッちゃん、電話…」
「それが、法医学教室が通じねぇんだ!検死やってる監察医が出てこねぇ」
「バカどもが!お前達が大学病院まで行けぇ!」

 カッツさんの怒鳴り声再び。
 三谷と小村がコートを引っ掴んで城東署を飛び出した。
 ふたりはつい先日まで「街のおまわりさん」だったのだ。
 念願かなって「所轄の刑事」、第一線の現場にヘボは絶対許されない。



「城東署の三谷です。こっちは小村。今朝お願いした司法解剖の結果を…聞きに…う…きたんですけど」
「ああ、遅くなってすみません。三谷巡査」

 応対に出たのは、三谷とほぼ変わらない年齢の医師だった。手術帽を脱いだところなのか、髪が逆立ったまま汗でしっとり濡れている。
 白衣に着替えてはいるものの、滲み付いた…激しい鉄錆臭に思わず数歩下がってしまう。

「法医学教室、監察医の宮原です。検死の結果、死亡推定時刻が最初の検視の時と少し変わっています。足にあった痣から腱の切断が確認されました」
「歩けない状態…ってことスか?」
「歩けたかもしれないけど、かなり苦痛だよね」
「他の所見はこちらの資料に」

 そういいながら手渡された資料ファイルには、写真入りの細かい分析結果。
 写真は…かなりグロテスクで、三谷は一瞥しただけでふっと気が遠くなる。

「あー、ありがとうございますぅ」
「大丈夫ですか、三谷巡査?」
「監察医の、宮原さん、だったっけ。平気なんスか?こんな、ち、…大変な解剖…」
「それが仕事なので。警察の方が大変なお仕事ですよ」

 宮原のポケットからPHSの呼び出しベルが鳴る。次の司法解剖が待っている。

「ここにくる人の最後の声を聞いてあげるのが、法医学の監察医ですから」

 処置室に戻っていく宮原を、三谷は目礼で見送った。
 小村が忙しなくファイルを捲り、三谷の肘を小突く。

「おい、署に電話!これで容疑者絞れそうだ!」




中途半端に終わる。









・・・どこまでも適当です。実情とか全然知らないんだけど。
とりあえず、wikiとwebで調べながら。
みんな、27歳くらいかな?
続き(続くのか!?)は、宮原と芦川で♪

2006.12.05


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