web拍手、跡地。


ものごっつ夏の話。














 亘の背中に、ことんと頭を乗せる。
 暑すぎて汗かきすぎ。シャツの色が変わるほど。

「美鶴って、体温低いよね」

 両腕を取られて、亘の胸の辺りへひっぱられる。背中に抱きつくような恰好になる。
 なるほど。
 こいつ、体温高いな。眠る前の子供みたいに。

「つめたくてきもちいい。ちょっと変温動物っぽい」
「ご希望通り、ヘビになってやる」
「ヘビはやだ」

 ヘビよろしくぎゅうと締め付けると、亘はふざけて「ぎゅーくるしー」とか言う。

 布越しに伝わる熱。
 ああそうか。
 ヘビで言うところの日光か、亘は。
 それが無いと生きるためのエネルギー摂取ができなくて死んでしまう。

「美鶴がヘビだったら、僕は何かな?」
「鳥だろ。体温高いし」
「えー!食べられちゃうじゃないか」

 じゃあ食べよう。
 肩を抱きしめると、何?って振り返る、そのタイミングで。

 先ずは亘のくちびるから。



おわり。







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あと、こんなのも。




ミツルたん    と    ソーマたん



もういっちょ




ワタルたん    と    ポポたん



おわり。(ごめん)


2006.07.22〜11.06


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