警察小説など、田中芳樹の「ドラよけお涼シリーズ」くらいしか持ってない&みやべ本を図書館からせっせと借りてきて読んでる程度の私が、超★適当にお送りするパラレルなネタ話です。
なんとびっくり、その3です。宮原いませんけど。
許せる人だけどうぞ。











「城東署の巡査さんたち」





「三谷くん、小村くん、急いで!パソコン並べて!それ終わったら電話とファックスよろしくね!」
「コ、コピー機どうすんだよぉ〜」
「壁際!わかるでしょう?通路の真ん中に置かないで!電源とって!」
「紙も一緒に運んできたよ」

 今朝、出てきた刺殺遺体はもちろん事件の匂いがプンプンしたんだけれど、本庁から連続殺人の疑いがある、なんて通達が来て、三谷たちにははじめての署内に捜査本部設置となる。
 小村は「踊る…だぜ!」なんて興奮していたけれど、捜査本部として開ける部屋はそう広くは無い会議室だった。
 こんなに小さくて機能するんだろうか、と三谷がぼんやりしていると、先輩巡査の斉藤美奈ことミーナちゃんが一通りの準備を終えて、ふぅとため息を吐いた。

「間に合った…って言っても小さいモンね。この捜査本部」
「あ、やっぱり小さいんですか?」

 三谷の問いに、ミーナちゃんがナイショ話をするときのイタズラっぽい目をして人差し指をピンと立てた。

「少数精鋭。恩田警視正って知ってる?」
「あ、ロンメル!」
「小村くん、声大きいよ…。ただでさえウチの課長と仲悪いのに」
「でもロンメルってあだ名をつけたのってカッツさんでしょう?」

 ミーナちゃんが手の甲で口元を隠して、くすっと笑った。

「カッツさんてほら、いろいろ型破りでしょ?本庁でも目をつけられてたりするのよ。ただでさえ女性の1課長なんて目立つんだもの」
「警視正が本庁でフォローしてんの?下心?」

 正直すぎる小村に、ミーナちゃんは今度は声を上げて笑ってしまった。

「下心だと思うんだけどね。失敗なのよ。捜査方針の苦言を延々と書き綴ったメールが届くんだって」
「課長、そういうの嫌いだよね。正論ならなおさら…」
「顔あわせるとケンカなのよ。でもね」

 歪んでいた椅子の並びをちょいっと直しながら、ミーナちゃんは夢見心地に目を細めた。ちょっとオトメ入り。

「ロンメル・カッツで捜査が始まると、解決まですごーく早いの。息ピッタリ!前世はコイビト同士だったんじゃないかしら〜」
「単に早く終わらせて、別れたいんじゃないのぉ?」

 小村のツッコミの一瞬後、アゴにミーナちゃんの拳が炸裂した。

「…遊んでいるんなら出て行ってくれないか。所轄」

 振り返った3人がハッと息を飲んだ。
 ロンメルかと思ってびくついたが、違った。
 若い、三谷と小村と同じくらいの年齢の、長身のハンサムが戸口に立っていたからだ。
 三谷は無表情に近いその男に、ただならない高熱と低温を同時に感じて、怖れに震えてしまった。




中途半端に終わる。









調子に乗ってます。適当すぎる…
気が向いたらまだまだ書くかも。
てか、
書いてもいいですか??

2006.12.05


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