○○専用看護婦

さて、今回の話は・・・
別に青かったり、赤くて角がついていたり、白かったりする
看護婦の話じゃないです。

さて、病院には、付属の看護学校というものが存在する病院って結構あるんですよ

しかも、奨学金はしっかりしているので安くつくというので人気あります
それに入試もそれほど厳しくないそうです

だって、そこの問題では顕微鏡の部品の名称など
でてますし

けど、それって、中学レベルなんじゃないのか・・・


しかし、そんなのは餌なんですよ。


なんで餌を使うのか・・・・

病院ってね慢性的に看護婦が少ないんです。

だからこそ、必要なんですよ。
卒業したら、この病院で働いてくれる学生さんが・・・
とにかくキープしたいんです

実習は2年からはいるみたいで、その病院でみっちりと教えられます
ぼろくそ言われてますし
聞いた話では・・・労働力として扱われているそうです

熱を測ってきたり・・・車椅子に患者を移動してもらったり・・・
さらには受け持った患者の、カルテ記入までしていたんですよ

まぁ、カルテの記入はカルテ開示が出来るようになってからは
なくなりましたけどね


これは聞いた話なんですけど・・・学生が点滴をしていたんだけど
患者に使った針を誤って自分に刺したらしい・・・
普通の患者さんならいいけど
この患者、「B型肝炎」を持った患者さんなんです

B型肝炎
ウイルス性の肝炎で、主に血液によって感染する
感染して発症すると、重症化しやすい
劇症肝炎とかになると・・・死亡率は高い
看護婦の針刺し事故での死亡例が多数ある。

これって、非常にやばいんですよ発症すると
すぐさま、婦長に報告して大騒ぎになったそうです

しかも、点滴を学生にさせてるのはだめだめっす
学生同士でするときも指導者が横にいないといけないそうです

とにかく、指導されます。
この病院専用ナースとしてね

さて、3年になり希望の病院を聞かれるんですが
それが・・・実習病院ではないところを希望した人が多数いたそうです

それにびっくりしたのがその学校の先生
「こんなこと、今までになかったことです!」
といって激怒したそうな・・・


といってもその学校の先生もその病院の職員ですから

まぁ、結構強引にその病院に就職するわけです

だけどね、就職して、この世界のきつさを身をもって
知ることになるんですよ

こんなの続けることは出来ない
と思うんですけど・・・

ここの病院付属の学校の恐ろしさがあります。
そう簡単にはやめることが出来ないんですよ

理由はしっかりしている、いや、
しっかりしすぎている奨学金です


この病院で2年間働いたらチャラになると
まぁ、給料からちょっとずつ引かれるんですけど
もし、途中でやめたら奨学金返せということなんですよ

5ヶ月でやめた人がいましたが・・・・
払った金額は
100万近く


その人は言ってました・・・
高いのは知っていたけど・・・・
私は自由をお金で買った
と言ってました

耐えるしかないです。それもひたすらに・・・
とにかく、2年耐えれば、やめられる、2年耐えればと・・・
同期でそういうやつがいました

あと少しでやめられると思ったんですが・・・

婦長が言いました

「返済期間が2年から3年にのびたけど、
それでもやめる?」



そいつ・・・視界がホワイトアウトしたそうです・・・・
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