〜BITTERSWEET FOOLS〜
公式サイト
プラットフォーム:PS2(CDーROM1枚)
ジャンル:アドベンチャー風ゲーム
定価:2000円(税込み2100円)
突然ですが、あなたはいくつあてはまりますか?
・永井荷風の墨東綺譚がだいすきです
・星の王子様が心の本です
・夏目漱石の「こころ」は一生ものの宝です。
・ガンスリンガーガールの全てをあつめています。
・DC「僕と、僕らの夏」が大好きです。
・PS/SS「街」にはまりこみました。
・ミハエルエンデの「モモ」を愛しています。
・筒井康隆さんの「旅のラゴス」が私の愛読書です。
さて、上のに1つでもあてはまってしまったそこのあなた、何も言わずにこのビタースイートフールズ買ってきなさい、いや買っていただけないでしょうか。
前置きはこんなところとして、まずは、このソフトの特殊性について話してみましょう。
これ、一見どこにでもある、文字を読み進めて途中に出てくる選択肢を選んで物語が分岐していくようなアドベンチャーゲームに見えるのですが、その実、結末は1種類です。
ならばなぜ、途中に選択肢がでてくるのかって話ですが、それにより全22話の内で見れる話が変わってくるという不思議システムになっているのです。
基本は、自分が気になっているキャラに関わりそうな選択を選んでいくと、そのキャラに特にまつわる途中の話を見れるというつくりになっておりまして、分岐を理解しつくそうと思えば最低3週か4週はプレイせねばならないことになっております。
このように分岐のシステムが少し特殊ではありますが、そんなものはきっとすぐ慣れます。
システム関連は完璧、高速既読スキップに自動進行機能、大きく見やすい文字に主人公含めフルボイス、ついでにかなり早めのロードと非の打ち所はございません。つまり内容が合えばOK、プレイする上で何ら問題もストレスも感じないですみますので、そちらに不安のある方は安心して購入してください。
ぶっちゃけますとややこしいことは何もなく、公式サイトにも書かれているように映画みたいなものですから、気負わずにふれてみるのが簡単だとサこまでのものですこれ。
・大切にしたい理由2.音楽がすごくいいんです
たとえて言うなら流れる水のような、吹き渡る風邪のような、、決して目立たない曲ばかり。。。なのですが、実は全ての曲に厳然たる主旋律が存在し、それらがこの作品の世界をがっちりとした形に集約させています。いわゆる、曲を聴いただけでその場面はもとよりそれを遊んでいた頃の記憶そのものすら掘り返されるような、そんな曲たち・・・。本当にすてきですよ。サウンドトラックCD
も絶賛発売中。これでいつでも好きなときにこの世界に帰ってこれるってもんです。
他にも、パレルモさんあんたはえらいとか、フォリフェよ幸せになってくれとか、シエナ結婚してくれとか、ソリノさんから絵について語ってほしいとかフランチェスカ以下略とか色々とあり書いていてはきりがありませんし、ネタバレ祭りにもなりかねないのでこの辺にしておきますが、私的には一人でも多くの人にこれを遊んでほしいと思うばかりです。
定価2000円で絶賛発売中、そこにあるファイナルファンタジーX-2とかもうやんないっしょ?、それたたき売ってそのお金で騙されたと思ってぜひ購入してみてくださいな。あえばきっといい思い出になると思いますよ。
サウンドトラック情報
サントラをゲッチョしましたので、どんな内容だったのかを書いておきます。
ゲームに使われた音楽は、OP、ED含めて全部入っております。
そして、音楽自体もなんだかゲーム版よりきれいです。おそらくゲーム版は圧縮でもかかっていたのでしょう。とてもいい音質であのすてきな楽曲達をたのしめます。
それに加えて、エンディング後に彼らがどうなったか、ティとレーニエがそれぞれ語ってくれます。すごくいい雰囲気です。
というわけで、プレイ済みの人限定ですが、すごくおすすめです。ぜひ聴いてみてください。
ゲームシ