AIR


ジャンル:アドベンチャー
ハード:PC/DC/PS2/PSP
備考:PSP/PS2版はフルボイス、DC版は主人公を除いてフルボイス、PC版はボイス無し
   本文書は、特に記さない限りPSP版について説明しています(巻末にはPS2版のガイドもついてるよ)
PSP版公式サイト:

http://www.prot.co.jp/psp/air/index.html
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もくじ
序盤あらすじ
PSP版操作設定ガイド
PS2版操作設定ガイド
PSP版セーブデータ
お買い物リンク
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序盤あらすじ


流浪の旅芸人たる主人公はとある田舎町にバスでやってきたのだが、もはやそんなことはどうでもよかった。
彼には金が無かった。とりあえず先立つものをなんとかせねば、次の街へ移ることはもとより今晩の宿、むしろ食事が危ない。つまり生命が危ない。
彼は生きるため、路傍の子供を呼び止める。
「おい、そこの子供」
「今からお兄さんが芸を見せてやるからな」
「さぁ、楽しい人形劇の始まりだ」
彼には手を触れることなく人形を動かせるという力があり、それを主題目とした人形劇を行脚の友としてきた。
早速演目を開始するが、その内容は子供たちの興味を引くにはあまりにも面白みが無さ杉田。
関心を失い、子供たちは走り去る。
ただ走り去るに飽き足らず、その片割れが件の人形を蹴り飛ばしつつ退散したのだからたまったものではない。
空腹苦悶失望とその他もろもろを内包しつつ無くなった人形の創作を開始する主人公。
そんなさなかである。力尽きた彼はとうとう行き倒れてしまうのだった。
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目を覚ますとそこはすでに夕方だった。
本日中の創作が難航する機運が立ち上る。
どうやら誰かに助けてもらったらしく、どこだかで寝かされている。
「気分はどうや?」
「腹減った・・・」
などのおもしろ会話を経て、彼は大きなおにぎりをもらい、延命のチャンスを得た。
助け日とへの礼もそこそこに彼は街路に出たが、やはり困るのは人形の喪失である。
おにぎりをいただきつつ当座の予定を思案する主人公。
目立った進展も無いまま考えあぐねているところへ一人の少女が現れた。
「こんにちは。・・・でっかいおむすびですね。」
「飲み物無くて大丈夫ですか?」
「・・・買ってきますね。」
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かぎりなくつっけんどんな主人公の対応にも物怖じせず笑顔を絶やさない。
事情を知ると、少女は一緒に人形を探すことを提案した。
造作なくあしらう主人公であるが、どうやらこうやら一緒に探すうちに人形は見つかった。
礼をいい去ろうとする主人公へ、彼女は次の用事も手伝うと言った。
その申し出を断ろうとするも、さしあたり金無し宿無しである事実は変じない。
何より空腹である。
かかる状況を見かねてかそんな折、少女が言った。
自分の家で何か食べて行かないかと。
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紆余曲折を経て、彼は少女の家で居候の地位に落ち着くこととなった。
その後、彼は苦心しつつもどうにか稼ごうと奮闘する。
だが、彼が旅をする目的、彼女が見る夢の真実が表出するに従い、緩やかに物語は加速して行く。
彼の旅の目的とは。そして、そもそもこの話はどこへ向かうのか・・・。
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PSP版、ついこの間クリアいたしまして、こうしてレビュー書いています。鉄は熱いうちに打てと言います故。
その、お恥ずかしながらDC/PS2/PCぜんぶやってきませんでして、今回が初プレイとなりましたほんとにごめんなさい。
7年間もファンから愛され続けるわけがことここに至りようやっと了解できた心持です。最後までやってみていたいほど理解できました。
これ、泣きゲーと言われております。もとPCエロゲだった本策ですが、あまりにもシナリオのクオリティに注力した結果、それまでのズッコンでバッコンな作品との厳格な差異が生まれ、そういったシナリオ重視型のPCエロゲを指して泣きゲーと言われるようになったという歴史です。
その魁となったのがカノン・・・とのことですが、かなしいことにこれにはわたしがまともに触れておらず(PSP版はパートボイスだったのでストーリーが虫食い状態でしか把握できなかたorz)、それ故これ以上歴史等へ言及すると万死に値しそうな勢いですが、そのカノンの後塵を拝した作品、それがAIRでございます。
さて、このように物語にウェイトの激しい本策、ストーリーの好みは人によりける上に深くつっこむとネタバレがおそろしいので避けて通りますが、なんと言ってもすごいのが、ゲームという大容量メディアをうまく使ったストーリーの見せ方にあります。
物語中語られる話、その背景事情を担う話、真実を解明する話・・・もろもろの話がこの作品には全て収録されていて、よくよく読解すれば物語の全てをこのゲーム1本で了解できる仕組みになっているのです。
それゆえボリュームもたっぷり。たっぷりなのですが1つのお話のボリュームは多くも少なくもないというすばらしいバランス。遠大でありながら読みやすい、なんともすばらしい調整がなされているのです。
後腐れなくエンディングを迎えて気持ちよく終われるが、その終わりには種々の解釈が可能・・・。何気に難しいこの命題を少なからず達成しようと注力して作られたことも、この作品が高評価を得ている理由のひとつなのでしょう。
本策を終えてみて、私は泣くことは無かったのですが、なんとなく優しい気持ちになれたような気がします。
それは、この作品を通して連綿と語られる「「人の温かさ」をかつ目した結果、それに感化された格好です。
ゲームをやって暖かい気持ちになれた。私的にすごくすてきな経験をこのソフトにさせてもらいました。
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さて、ここからはシステムまわりのことを少し説明しましょう。
主人公含めてフルボイスです。
L1ボタンによる巻き戻し機能を使えば直前に選んだ選択肢を選びなおすこともできます。
方向キー上を押せば、セリフを聞き逃しても再び聴くことが可能。
メモリースティックにBGMをインストールできまして、UMDドライブにもやさしい。
このようにゲームシステムもすごくやさしさに満ち溢れております。遊ぶ上でストレスは極力たまらないように数多い工夫がこなされていて、この配慮だけで既に泣きゲーです。
ADVが好きならPS2でもいいのでぜひ触れてみてください。
これは私の主観ですが、最後までプレイしてみて、音声+効果音だけで何が起こっているか皆目分からないというシーンは1割に満ちませんでした。
つまり、音だけでも充分に楽しめる可能性が非常に高いソフトです。
目を用いない状態で遊ぶ一助たれればと思い、下に私が得たTIPSを少し書いておきますのでこれを参考にしつつ、
ぜひ最後の最後(AIR編)まで読了してみてください。
(最初に選べるシナリオには、スタッフロールつきエンディングが3つあります。それを全て見ると、新しいシナリオが読めるようになり、それを読了することで最後の物語を読めるようになります。)
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2007年12月5日
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1.PSP版 推奨コンフィグ設定
  目を使わないで遊ぶにあたって、おすすめのオプション設定を下にご案内します。(この設定は、ヘッドホン環境でのプレイを想定しています)
  なお、オプション画面やメニュー画面はカーソル位置を記憶するタイプです。
  たとえば、BGMボリュームにフォーカスを合わせた状態でコンフィグ画面を閉じ、再び開いてみるとBGM音量にカーソルがあたっている状態になります。そこだけ注意して操作してください。
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文字送り速度:自動
メッセージスキップ:既読のみ
BGM:メモリースティック(要インストール)
システムボリューム:右端
BGMボリューム:左端から1レベル、ないし5レベル右
効果音ボリューム:右端から5レベル程度左
ボイスボリューム:右端
主人公ボイスボリューム:右端
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<目を使わない場合における具体的な設定方法>
ソフトを起動させたらタイトルガメンになります。(波の音が目印)
そしたら裏技を入力する勢いで、下記の操作を行ってください。


下(これでコンフィグにカーソルがあたる)
丸(決定:コンフィグに入る)

左(これで、メッセージ速度が「自動」になる


右(BGMをメモリースティック起動にする)
(ここで丸を押すとメモリースティックへのインストールがスタートします。5分ほど待つとインストールが終了してオプション画面に戻ります。

反応がなくなるまで右(システムボリュームを最大にする)

反応がなくなるまで左
2から5回右(BGMボリュームを設定する)

反応がなくなるまで右
左を数回押す(効果音ボリュームの設定)

突き当たるまで右(ボイス音量を最大にする)

突き当たるまで右(主人公ボイス音量を最大にする)
下(最初の場所、つまり「メッセージ速度:自動」に戻ってくる)
罰(コンフィグ画面を終了する。

これでセーブすれば、設定情報も同時に記憶されます。
もちろん、初期設定のまま遊ぶこともできます。上の操作を参考にしていろいろといじってみてください。
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2.快適なプレイのために知っておくとお得な情報いろいろ
A.Lボタン、もしくは上キーで巻き戻しができます。
 (選択肢の選びなおしにも使えるので、ぜひ活用してください)
B.下ボタンで丸と同じ動きをします。
 セリフ以外のところを跳ばして遊ぶなら、下ボタンのゆるやかな連打がおすすめ(丸連打だと、間違えて選択肢を選んでしまう恐れがある)。
 もしセリフも間違えて飛ばしてしまったら、上ボタンで少しだけ戻ってみてください。
C.ゲーム中、三角ボタンを押すとメニューが現れる。
このメニューは上から、
セーブ
ロード
コンフィグ
の順にならんでいる。
セーブを選ぶとファイル選択画面になるので、丸ボタンを押すとセーブされる。
以前セーブしたファイルに上書きする場合は、その是非を問われるので、


と押して「はい」を選ぶと上書きされる。
そのあと

を押すとセーブが完了する。
セーブの2つ下がコンフィグなので、BGMが大きすぎるなどということがあったらここで調整してください。
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2.PS2版操作設定ガイド
こちらはちょとややこしいです。
ややこしいので、完全にチャート化しました。
手順通りやれば快適な環境を作れます。
さらに、PS2版の長所として、「自動送りの速度を変えられる」というのがあります。
これでセリフ以外の所を容易にすっとばすことができて、あたかもアニメをみているがごとき環境を創出できます(うぅん、快適)。
・・・下記を参考に設定してみてください。
ちょっと長いが、ファイト!
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1.とにかくゲームを始める。
2.次のコマンドを入力だ!
スタート:メニューを開く。


丸:「動作設定」に入る。

L1ボタンを20回ほど押す(自動文字送りの速度を最大にする)

L1ボタンを20回ほど押す(文字表示速度を最大にする)
罰:メニューに戻る


丸:(音声設定に入る)
方向キー右を連打(もしくはおしっぱなし):カーソル移動音を最大にする

方向キー左を10回ほど押す(お好みで)(BGMボリュームの設定)


方向キー右を押しっぱなしにする(ボイスボリュームを最大にする)
罰:メニューにもどる

丸:ボイスタイプ選択モードに入る

丸:主人公含めてフルボイスに設定する


丸:セーブ画面に入る
ちょっとしてから
丸:セーブする
(もしセーブデータが既にあったら、


と入力して上書きしよう。)
これで目を使わなくても快適にPS2版を楽しめることでしょう。
お試し荒れなのです。
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PSP版セーブデータ


PSP版のシステムデータをおいておきます。
?:\PSP\savedata\
(?はドライブ名。
PSPのメモリースティックがFドライブとして認識されている場合は、
F:\PSP\savedata\
ここにコピーしてご利用ください。
これを導入すると、
オートモードOn、台詞ボリューム最大、メッセージスキップ:既読のみ
の状態でプレイすることができます。この設定は目に頼らない場合はもっとも遊びやすい環境でしょう。よろしければご利用ください。
なお、このデータを使ってもこれまでのセーブデータはそのまま利用していただけます(ただしご利用は自身の責任でお願いします)
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初期システムデータ
(設定の変更以外はまったくもって初期状態のシステムデータです。隠しシナリオ、CG閲覧モードなどもロックされています。
コンプリート済みシステムデータ
全シナリオクリア状態のシステムデータです。隠しシナリオも選ぶことができます。
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