速報、ディシディアデュオデシムFFのフィールド移動に視力必須と判明

表題のとおり、今日発売のディシディアデュオデシムファイナルファンタジーに新しく実装された移動マップが視力必須と判明いたしましたのでお知らせいたします。
前作のチェス盤風移動と異なり、今回はRPG風フィールドマップを徒歩で歩いて敵と戦ったり宝箱を開けたりするUIとなりました。
そのマップが広大であるというのが主な理由で、それによりストーリーモードには視力が必ず必要になる状況となったのです。

しかしながらネットを周遊しますと、この変化は視力障害の有無にかかわらず賛否が分かれているようです。
本シリーズは格闘と戦略、即ちバトルパートのおもしろさが肝と成る作品です。故に次々と敵と戦いたいという受容の前に、時としてマップを開きつつのフィールド探索が面倒となるケースが生じます。
特によく聴かれるのがセレクトボタンでマップを表示せねばならないほどに広大なワールドマップを作り込む必要があったのかという議論で、例えばファンタシースターポータブル2インフィニットのロビーはグラフィカルな画面と従来のメニュー画面とを切り替えられるのですが、こちらもそういうシステムであったら、より広く楽しまれる作品となったような気がします。

…とは申しましたがもちろんこれは素人考えで、むしろ某社社長さんのお話によるとゲームというのは面白すぎちゃビジネスにならないらしいので、ほどよい付加を与えるのは意図された調整なのかも分かりません。
基本無料のビジネスモデルであれ、面白ければお金を払わないというのは一般にありえるひとつの考え方と思います。
しかし有料のソフトをプレイヤーが面白いかどうか体験して判断できる環境が成立する以上、面白いからこそお金を支払うということも、特にゲームのような総合的な要素の混ざり合いにより成立する娯楽にはあり得るように思います(それにしても、この無料版というのはセーブデータを製品版に引き継げるのはうれしいですね)。
コンシューマ作品はトロステーションなど一部を除いて基本は有料である以上、一人一人が「おもしろい」と感じられるゲームを探すのが良いように思います。

近々にインプレッションをアップしようと思うのですが、最近はPSP 涼宮ハルヒの約束を開発されたガイズウェアさんが手がけられた「俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブル」がとても面白い案配です。
システム的前作のとらドラ・ポータブル!では移動にRPG風フィールドマップがあったのですが、今作ではそれが無くなって純粋なADVになり、すごく遊びやすくなりました(まるでどこかのDBZゲーのような)。
このゲーム、ただ遊びやすいにとどまらない魅力があり、電撃オンラインの開発者座談会によると、原作を執筆された伏見つかさ先生がシステムからシナリオまで直接開発に加わられたことが報じられていて(なんでもあやせルートと加奈子ルートは先生の書き下ろしだとか)、それだからこその内面描写の掘り下げが一定以上に深く行われていると、プレイしていて随所で感じられました。
ネタバレになってはいけないので詳しくは書けないのですが、ハルヒ約束のトゥルーエンドで原作のとある設定が明かされる(ゲームオリジナル設定かどうかは不明)と全く同じ種類の愛と迫力が注がれた作品なんだなということが多方面で感じられたのです。
詳しいシステムは後日お話いたしますが、今唯一お話しできるのはこのゲームはそのプレイのほとんどにおいて目を全く必要としないということです。
上のインタビューも合わせて読んでいただいて少しでもピピッと来られたなら、まず絶対に損をしないのでぜひ遊んでみてください。
では、夜も更けてまいりましたのでそろそろ失礼いたします。

目次へ戻る


前のページへ戻る 本文の先頭へ戻る