塗料について。 また、なぜ塗替えが必要なのか?
塗装とはそれを塗られている部材の保護と美化が目的です。
しかし塗料は、永久的にその性能を保持できません。塗膜に限界がくれば、素地を保護したり、美しく見せることもできなくなります。そのために定期的な、塗替えが必要となります。
現在の所、建物新築時の外壁に使われている塗料は、アクリル樹脂塗料が、大半です。
アクリル樹脂塗料の耐候年数は、立地条件にもよりますが、大体8年〜10年ぐらいです。
屋根のカラーベスト・コロニアルなどもだいたい10年ぐらいで劣化してきます。
ベランダの手摺や鉄骨階段などの鉄部は、合成樹脂調合ペイント(ぞくに言うペンキ)が、塗られています。ペンキは大体4年〜6年ぐらいで塗替えです。
外壁塗装
に使用する塗料は、たとえて言えば「レインコート」のようなものです
...
破れたら水が入り洋服がずぶ濡れになるように、塗装が劣化すると防水機能が失われ内部の傷みの原因になります
塗料に関しては専門メーカーのHPが詳しいのでここでは簡単に述べるだけにします。
おおざっぱに言って塗料には水性塗料と油性塗料があります。
水性塗料の優れている点
1.
油性に比べ、臭わないので近隣の環境に与える影響が少ない
2. 作業性が良い...塗りやすく、道具類の後始末も含め扱いやすい
油性塗料の優れている点
1. 劣化部分への塗料の浸透性がよい
2.
雨天時や、低温時の乾燥性に優れている
水性塗料、油性塗料にもいろんな種類の塗料があります。
アクリル塗料 | <長所>とにかく価格が安い 塗りやすい <短所>耐用年数が短い <説明>DIYセンターでもよく見かける塗料で、価格が安く気軽に重ね塗りができる為、短いサイクルで別の色に塗り替えるといった場合に最適 |
弾性アクリル塗料 |
<長所>ひび割れが大きい下地に有効 防水性が良い <短所>価格の割りに耐用年数が短い <説明> 「ゴム状の膜」を形成するのが最大の特徴で、ひび割れが多い外壁やモルタル・ 砂壁などの外壁材への塗装に向いている塗料 最近では、シリコン含有タイプも発売されています |
外壁塗装用 ウレタン塗料 |
<長所> 全ての面でバランスがとれた性能 <短所>価格の割りに防汚性が低い <説明> 反応硬化型の塗料でウレタン可橋結合により強い塗膜を形成する塗料 塗装のし易さはアクリル塗料と同等ですが、艶の寿命の点でアクリル塗料よりも優れます |
シリコン塗料 | <長所>汚れにくい、カビにくい 防水性と弾性の両面を実現 <短所>価格が高め <説明>シリコン塗料とウレタン塗料の長所のみを両立させた性能を持つ塗料で、反応硬化型ハイブリッドタイプです |
フッ素塗料 |
<長所>防汚性能が高い 耐久性が高い <短所>弾性が低い <説明>フッ素樹脂成分を含んだ反応硬化型塗料で塗膜の寿命が非常に長いのが特徴究極の塗料と言われていますが、高価です。 |
サイディングボードへの塗装について
窯業系サイディングボードへ塗装するには、前もっていろいろ調べました。 いりばん参考になり、塗料の決定になったのは関西ペイントの情報サービスセンターでした。 ここに、MLでいろいろ質問するとすぐに返事が返ってきます。
結局、サイディングボードの塗装はSBポリマー工法にしました。
ある程度、劣化のあるサイディングボードにはポリマーレジンという浸透性のある下塗り材が有用とのことです。 いろんな、メーカーのHPを見ましたが、関西ペイントのHPが丁寧に書いてありました。 また、上にも書いたようにお客様センターというべきところの対応がよかったので、結局、外壁部分は関西ペイントばかりになっています。 商売には、こういうところが大切なんですね。
下地処理へ
外壁塗装のトップへ | DIYのトップへ | あきちゃんのトップへ |
---|