自己塗装までの決断


自宅も築13年、そろそろ外壁も痛んできます。 外壁塗装の飛び込みが頻回にやって来るようになりました。 ということは、プロの目から見るとそろそろ塗り替え時期ということです。

前のページでも書きましたが、プロに頼むときれいに出来るのは当然です。 しかし、下地の処理はきちんとやってくれるのか、どんな塗料を使うのか分かりません。 とても、飛び込みの塗装業者に頼むのは不安です。


   

最初はこんな感じの家でした。

 外壁は窯業系サイディングボードで当初はアクリル系の白い塗装が施されていたようです。表面をさわると白い粉が手に付いてきます(チョーキングといいます)。外回りの業者さんはこれを大げさに見せます。 これだけで、ボードが崩落したり雨漏りがしたりする事はありませんが、たしかに塗装面が劣化してはげ落ちている証拠です。

当初は、業者さんにも見積もりを頼みました。 とりあえず、自宅の施工業者のS社です。ところが、使用する塗料が選択できない、 屋根の塗装が一回塗り、シーリング材などの下地処理を何処までやるのかが不明。決定的なのは、外壁を格子模様にして欲しいというと、それは特別な塗装なのでかなり高額になるということでした。 

実は、こちらもかなり塗装について勉強していましたので、いろいろつっこんだ質問すると担当者はしどろもどろ。それもそのはずで、担当の人は営業担当です。ある程度の建築知識はもっていますが、塗料に関する知識はそのころにはすでに私の方が多くなっていたのです。 また、飛び込みの業者さんにも電話でこちらからつっこんだ内容の対応すると早々とあきらめるようです。

そんなことで、S社さんには申し訳ありませんでいたが、早々にお断りしました。 こうなったら、自分で塗装するしかありません。 ほんとに出来るのでしょうか? 

いちばん、不安な場所は屋根でした。 まず最初に、アンテナを撤去してみました。このアンテナはすでに近隣のマンションからの共同アンテナからのケーブルで受信していたので、屋根に乗っているアンテナは無用の長物になっていたのです。 見た目にも不細工なので撤去する事にしました。 しかし、この時は足場など無しにやってみたのですが、正直怖かったです。 DIYで怪我をしていてはなんにもなりません。 そこで、屋根部分の塗装、足場の構築に関しては業者の方にお願いする事にしました。

いろいろ、調べたのですが結局、電話帳のイエローページで自宅から近いところで個人の塗装店を開いている業者さんで、さらにホームページを掲載しているところを探しました。 正直にこちらの希望などメールでいろりろやり取りするうちに屋根だけお願いして、さらに外壁は自分で塗装したいという前代未聞の条件をすんなりと受け入れていただいた藤本塗装店さんにお願いする事にしました。 

もちろん、DIYに徹するならすべて自分でやるのが筋ですが、なにも意地を張る必要もありません。
難しいところはプロでやってもらいさらにいろいろ教えてもらえるというメリットもあります。 この辺の希望も最初の段階で正直に藤本さんにお願いしました。 結論から申しますと、ほんとにいろいろご指導していただけました。 2−3日、弟子入りしたいぐらいでした。

これで、不安も無くなりました。 これがDIYによる素人の素人による素人のための外壁塗装の始まりでした。


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