高岡直吉
Takaoka Tadayoshi
(1860-1942)


諱は直吉。島根・宮崎・鹿児島縣知事。初代札幌市長。旧津和野藩士高岡道敬の嫡子。北海道帝國大學総長高岡熊雄の兄なり。

萬延元年(1860)旧津和野藩に生る。藩校養老館を経て、濱田縣立英學所に學び、官立東京英語學校から札幌農學校へ進む。 卒業後、官に仕へ、明治41年(1908)宮崎縣知事となる。同44年(1911)縣出身者として始めて島根縣知事となり、 製紙、織物、陶器、八雲塗などの産業の振興をはかる。さらに工業試験所、隠岐に水産實習所を創設し、鹿児島縣知事、 門司市長を経て、初代札幌市長となり、昭和17年(1942)東京にて歿した。

『高岡直吉小傳』
墓は多摩霊園21区1種5側
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