【今村氏系図】
【始祖】今村藤太頼劫
【世系】今村氏は、藤原南家 武智麻呂に出づ。相良氏の支流なり。相良定頼の次男頼劫が今村を氏とす。
今村勝高、今村政十郎、今村二兵衛、今村助右衛門、今村長太郎、今村明恒、今村百助などあり。
【歴史】『大日本醫家實家傳』の今村縫之助君の項を見るに、君は鹿兒島縣薩摩郡入來村の人。
年少より学を好む。明治10年西南之役に際し、島津公に随ひ、大隅國櫻島に渡り、同年8月帰郷す。
同11年醫學を志して鹿兒島を出て、山元尚綱の門に入る。同14年鹿兒島縣立醫學校に入學し、
學術優等を以て卒業し、同18年自宅に於て開業す。同21年3月再び學問を志し長崎に遊び、
第五高等中學校醫學部に入り、同22年卒業し、翌23年東京に出て本所区の「明治醫院」の醫師
となり、久しからずして辞し郷里に帰り、自宅に於て開業す。同25年8月「清色文武館」館長に
推薦せらるとあり。
また君の令息、今村純義君は、明治19年(1886)年7月1日鹿兒島縣薩摩郡入來村の産にて、
熊本醫學專門學校に学び大正4年(1915)を以てその學を修む。耳鼻咽喉科・眼科の研修醫となりて
醫學傳習を続け、帰郷して父の経営せる病院に於て、内科・小児科・皮膚科を研究す。
大正8年(1919)7月、大志を抱いて朝鮮に渡り、京城永樂町2丁目7番地に「永樂病院」を開院す。
※肥前平戸藩士の今村家についてはこちらへ。
∴今村藤太
(52)頼劫( - )
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｜今村五郎
(53)秀村( - )
｜強弓名人
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｜今村 ｜今村弥五郎
(54)長秀( - ) 重秀( - )
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｜今村 ｜今村弥五郎
(55)長明( - ) 秀通( - )
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｜ ｜
｜今村 ｜今村
(56)純頼( - ) 某 ( - )
｜仕 入来院氏 薩摩｜
｜郡入来院竹原田住｜
｜今村 ｜今村
(57)純家( - ) 某 ( - )
｜ ｜
｜ ｜ 生國三河 仕 清康公 廣忠公
｜今村 ∴今村彦兵衛 権現様 西三河上野城責有功
(58)純次( - ) 勝長(1520-1600)天正19年(1591)賜 采地於武
｜ ｜ 州小塚原 葬善立寺法名法善
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｜今村玄蕃左衛門 ｜今村彦兵衛 ｜今村掃部 ｜大久保忠弘室 ｜夏目長右衛門信室
(59) 某 ( - ) 重長(1556-1627) 某 ( - ) 女子( - ) 女子( - )
｜仕 入来院重時 ｜
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｜今村藤右衛門 ｜今村傳四郎 ｜永見新右衛門 ｜今村傳右衛門
(60) 某 ( - ) 正長( -1653) 重成( - ) 某 ( - )
｜ ｜ 永見勝定為養子
｜ ＋―――――――――＋――――――――＋
｜今村藤左衛門 ｜今村傳三郎 ｜今村傳助 ｜今村傳吉
(61)純藤( - ) 正成( -1678) 貞長( - ) 某 ( -1664)
｜ 高木貞友為養子
｜
｜今村次左衛門 ∴今村安右衛門
(62) 某 ( - ) 某 ( - )
｜ ｜駿河國人 本國三河 生國駿州 神田御殿江
｜ ｜ 被 召出 御馬方被 仰付賜百俵
｜今村金右衛門 ｜今村弥次右衛門 天和元年(1681)西丸御厩方相勤
(63) 某 ( - ) 某 ( - ) 後小普請 貞享2年(1685)桐間御
｜ ｜ 番 加賜50俵 又御加増合四百俵
｜ ＋―――――――――＋
｜今村 ｜今村弥五郎 ｜朝比奈正明室
(64)純央( - ) 某 ( -1731) 女子( - )
｜ ｜
｜ ＋―――――――――＋
｜今村 ｜今村金兵衛 ｜曾雌平八郎
(65)純昌( - ) 某 ( - ) 勝昌( - )
｜ 宝暦14年(1764)改易↓曾雌又左衛門為養子
｜
｜今村
(66)純孝( - )
｜
＋――――――――＋
｜今村 ｜今村
(67)純化( - ) 純廣( - )
｜横目
＋――――――――＋
｜今村 ｜今村
(68)純暇( - ) 純英( - )
｜大宮神社宮司
｜
｜今村縫之助
(69) 縫之助( - )
｜醫師
｜
｜今村
(70) 純義(1886- )
↓醫師
『球磨郡誌』熊本県教育会球磨郡教育支会編、昭和16年(1941)
『京城人物 永楽情報 第10巻』(「今村純義」項より)
『大日本醫家實家傳』石戸頼一著、明治26年(1893)、(「今村縫之助」項より)
『鹿児島市内の石刻資料人名』土肥克己著
『断家譜』巻2(藤原姓今村氏)
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