【沈姓 大迫氏系図】

【始祖】沈當吉  【本貫】日本國薩摩州日置郡苗代川

【世系】沈姓大迫氏は、朝鮮國人陶工の後裔なり。

【歴史】沈當吉は、薩摩焼(苗代川焼)の陶工なり。慶長3年(1598)の征韓之役(丁酉再乱)の砌、 朝鮮國全羅道南原にて、日本薩摩侯嶋津義弘の兵に生捕りとなりて、 薩摩國日置郡串木野島平に渡來し、藩公の庇護のもとに作陶を始む。 同8年冬、串木野より同郡苗代川(現 鹿児島縣東市来町)に住を遷ず。 其後、大和めきたる習俗の禁令により、子孫は他郷(日本人)と婚せず、韓語、韓服を用ひて 和名を称すること明治維新に至るまで遂に無かりき。


   ∴沈
(60)當吉(  -  )
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   |沈
(61)當壽(  -  )
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   |沈
(62)陶吉(  -  )
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   |沈
(63) 某 (  -  )
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   |沈
(64)當吉(  -  )
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   |沈
(65) 某 (  -  )
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   |沈
(66)當壽(  -  )
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   |沈
(67)當圓(  -  )
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   |沈
(68)當榮(  -  )
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   |沈
(69)當珍(  -  )
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   |沈
(70) 某 (  -  )
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   |K沈
(71)壽官(  -  )
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   |L沈    京都帝大法科卒    |吉本祐康室
(72)壽官(  -1964)朝鮮総督府奉職    女子(  -  )
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   |M大迫(沈壽官)早稲田大学政経学部卒
(73)恵吉(1926-  ) 韓國名誉総領事代理
   |大迫氏為養子
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(74) |
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   |N沈      |        |
(75)壽官(1959-  )  女子(1956-  )  女子(1961-  )
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『苗代川文書留帳』
『隣語大方』安政6年、朴平覚写之
『祖父東郷茂徳の生涯』東郷茂彦
『東郷茂徳 伝記と解説』萩原延壽
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