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          御同朋の社会を目指して!
          
           
           
          
            
          
          
           
          
          
          
           
          
          
          
           
          
          
          
          
          tomoの同朋運動
          
           
          
          
          
           
          
          
           
          
          
           
           
           
          
           
          
          
          
            
              
                
                  
                  
                    
                      
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                                 『ハンセン病差別と浄土真宗』(同和教育振興会編 永田文晶堂)を読んだ。そ
                                の中で、教団内で起きたS布教使ハンセン病差別法話問題に関して、非常に考
                                えさせられることがあった。
                                 
                                 S布教使さんはハンセン病についていくつかの正しい知識を持っていたという。
                                しかし、「差別とは何かを理解していなかったため、その正しい知識も、ハンセン
                                病に対する偏見と差別を批判するためではなく、逆に差別するために使用」し
                                た。S布教使さんは「差別される者の痛みを知ることがなかった。・・・差別問題を
                                単なる知識理解に終わらせ、自分に関係ない他人事として捉えていた」。その結
                                果差別法話事件が起きたという。
                                 
                                 また、S布教使さんはこの差別法話を何年もの間様々な法座で語ってきたとい
                                う。ところがその法話を聞いても、誰一人としてそれが差別法話であると指摘す
                                る人はいなかった。「ありがたい法話」として長年聞かれてきたという。まさにここ
                                に本願寺教団としての差別体質の深刻さがあるいう。
                                 
                                 ではこのS布教使さんの法話を差別法話であると指摘したのでは誰か?それ
                                はまぎれもなく被差別者の側、つまりハンセン病療養所入所者からの指摘であっ
                                た。
                                 
                                 同朋運動とは、差別の現実から出発する(被差別者の声に耳を傾ける)運動と
                                して始まった。なぜか?その理由がこの差別法話事件に関する学びを通して何
                                となく頷けるようになってきた。
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