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”Be Happy Together" KONAN BRASS ENSEMBLE

プロフィールprofile

甲南ブラスアンサンブルは、Basieの”April In Paris” との出会いがきっかけでBigBandを始める。

KBE2014 組織・役員

役職 名前 パート
   部  長 菅生 Bariton Sax
コ  ン  マ  ス 村上 Trombone
マネージャー 井澤 Trombone

甲南ブラスアンサンブルについて(KBE)

 KBEはリコーダーアンサンブルを始めたことから始まります。一人の生徒が「先生、リコーダーってきれいな音がしますね」と、授業が終わった後で私に言いに来ました。それなら昼休みにリコーダーのアンサンブルをしようという事になり、最初は3人のメンバーでアンサンブルを始めました。しばらくすると、楽器がリコーダーからクラリネットとフルートに変わり、徐々にメンバーも増え、演奏曲のレベルもアップしていきました。そのため、昼休みだけでは練習が足らなくなり、日曜日の午前中だけ、当時、私が住んでいた東灘のマンションで、木管のアンサンブルを始めることにしました。モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークなど、クラッシックの名曲を演奏していたのですが、その時には、ジャズをやろうという考えはありませんでした。この頃はメンバー不足で、私も演奏メンバーの一員でクラリネットを吹いていました。学校の文化祭などでは木管アンサンブルと数本のトランペットやトロンボーンなどで簡単なアンサンブルを楽しんでいましたが、メンバーであった一人の生徒がアメリカに留学をし、私たちのバンドにジャズの楽譜を送ってきました。この楽譜が、なんとCount Basie楽団が十八番としている”April In Paris"だったのです。早速、演奏をしてみると皆が口をそろえて「かっこええ・・」と大変感激し、夢中になって練習をしたのを思い出します。今まで聞いたことの無いサウンドとリズムにハマってしまい、すっかりBasieの虜になってしまいました。この時を境にKBEは、クラッシクのアンサンブルからジャズバンドへと大きくシフトチェンジをしていきました。
 1982年に甲南高校での部活動が正式に認められ、学外でも時々、演奏をするようになりました。芦屋のルナホールで行われた「Eyeしあいたい」コンサートはKBE最初の大きなホールでの演奏会でした。芦屋病院の眼科の先生がネパールに医療奉仕の活動をなさるという事でチャリティー・コンサートが行われたのですが、偶然そこに学校ジャズ教育協会(JAJE)の日下先生が聴きに来られており、演奏後、JAJEの加盟と8月にあるジャズの大会”Student Jazz Festival”の参加を勧められました。我々はその当時、演奏の機会が少なく、メンバー全員が即決で参加を決めました。
 1987年のStudent Jazz Festival初参加では「フレッシュ・サウンド」という賞をいただきました。KBEは、クラリネットとフルートが入る吹奏楽っぽい編成でしたが、ジャズっぽく、元気な演奏をしてくれました。多くの参加校はどこも上手で驚きましたが、なかでも高砂高校は雲上の存在で、ランクがかなり上の演奏をしていました。SJFは吹奏楽や合唱のコンテストと違い、課題曲が無いので、“模範演奏”に縛られない個性的で楽しい雰囲気でしたので、甲南ブラスアンサンブルの目指す音楽が存分に発揮できる場であると感じました。
 Student Jazz Festivalの参加はKBE部員に大きな刺激を与えました。部員たちはウォークマンを聴き、アドリブをコピーなどを積極的にするようになり、KBEの”JAZZ”に対するフィーリングのレベルも上がったように思います。それにも増してSJFの参加で一番大きかったことは、長時間の練習と大会での演奏が部員の団結力を強くしてくれたという事です。音楽は楽しいものですが、仲間と一緒に演奏する音楽はもっと楽しい。「音楽は皆の心を一つにする」というのは本当です。
 1992年に初めての海外演奏旅行を行ないました。これは、”Music Brings Us Together"というプログラムで、ハワイのLe Jardin校(LJA)と3年に一度、音楽交歓会を行なうというものでした。このプログラムは両校の努力により現在も続いています。プログラムの内容は、音楽交歓のみならず、ホームステイを通じて異文化を理解し、国際親善を深めるというものです。KBEは、今までに7回ハワイに行きましたが、プログラムの経験者による海外留学のケースが多く、英語教育の大きな動機づけにもなっています。
 KBEのその他の海外遠征は、韓国のチェジュ音楽祭、フランスの甲南トゥレーヌ校とイギリスのDulwich校に行ったヨーロッパ演奏旅行、ミシガン州立大学の“Jazz Spectacular 2009”に招待され演奏旅行などがありますが、一番印象に残っているのが、Jazz Spectacularで、アメリカのJAZZ教育の現場を体験する事が出来、音楽的に大きな刺激を受けました。ミシガンのロドニー先生は、ウイントン・マルサリス(tp)とも親交が深く、教育者として素晴らしい経験をもった方で、私たちにもわかりやすく教えて下さいました。高校生のアマチュアBIG BANDにとって最高の経験でした。

甲南ブラスアンサンブル

〒659-0096
芦屋市山手町31-3

TEL 0797-31-0551