「無駄な公共事業」番組 再び
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「日沿道報道は事実わい曲 にかほ市、テレビ朝日に抗議 


 にかほ市は3日までに、テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」で
先月21日に取り上げられた日本海沿岸東北自動車道(日沿道)整備に関する報道が
「事実をわい曲している」として、抗議の意見書を横山忠長市長名で番組あてに送付した。

 番組は、国土交通省の道路整備中期計画案で、
今後10年間の事業費に計上された68兆円の必要性を検証する内容。

 同市に今年9月開通した日沿道の現状などが紹介されたが、市によると、
今後整備が予定され、現在用地買収が進められている区間について
「買収がほとんど進んでいない」と伝えられたほか、
日沿道開通後の市民の声や高度医療施設への救急搬送の実態などの報道も、現状とかけ離れていた。

 このため、新たな道路整備は不要との立場に基づいた偏向的な報道だとして、
意見書で「市が無駄な道路を造る見本のように映像化された」と主張し、再取材を求めている。

(引用終り)
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テレビ朝日は、過去にも泉佐野市や川崎市から抗議されている。
  http://www.city.izumisano.osaka.jp/section/hisyo/tushin/no131.html 
  http://www.city.izumisano.osaka.jp/section/hisyo/tushin/no135.html 泉佐野市
  http://d.hatena.ne.jp/washita/20061129  川崎市
このうち、泉佐野市には番組内で正式に謝罪した。

だからと言って、抗議されたから問題にしているわけではない。

過大な表現、行き過ぎた取材、印象操作とは、好意的に見れば熱心な取材ということになるのだろうが
そういう取材対象から抗議されるような熱心な取材を、東京都の政策や公共事業にしていないことを、
何度も問題にしているのである。

東京メディアは、なぜ、地方の公共事業に向ける情熱を地元の東京の公共事業に向けないのだろうか。

東京メディアが熱心にやってることは、東京都にある国の公共事業批判と、
石原知事の個人的な言動批判であり、東京都の政策や公共事業に対しては極めて冷静なのである。

一例を挙げれば、テレビ朝日の看板ディレクターに玉川徹氏という人物がいる。
玉川氏はテレビ朝日の各番組で国や東京以外の地域の無駄な公共事業を熱心に追及している。
しかし、東京都に対してはその追及は甘い。

http://www.vsocial.com/video/?d=177982
  動画   320秒  都知事記者会見での玉川氏の質問
http://www.eonet.ne.jp/~0035/kaiken.htm
  テキスト        都知事記者会見での玉川氏の質問

答弁中に石原知事もうんざりされているように
玉川氏の質問内容は 不要不急の 旧知事公館問題であり、
質問の様子も テレビの玉川氏と比較して 極めて冷静である。 ( ページ最下部

まったく「アリバイ作り・実績作り」のための質問としか思えないではないか。
こんな質問で貴重な都知事の記者会見の時間を費やす必要があったのだろうか。
せっかく、都知事の記者会見に出席したのだから、もっと他に質問することがあったのではないか。
なぜ、テレビで感じる玉川氏の情熱が都知事への質問では感じられないのだろうか。


【関連】
無駄な公共事業番組




内は、もちろん管理人の主観である。

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