大場弘行 記者 その二     その一はこちら
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毎日新聞 06131
安まちメール:5日で166件、多過ぎて怖い2万人、解除や登録変更−−大阪府警
大阪府警が子どもへの不審な声かけなどの事件発生を速報する「安(あん)まちメール」(今月23日スタート)に
登録した約10万人のうち、約2割の人が「発生が多過ぎて携帯のメールがいっぱいになる」などの理由で、
エリアを限定するなど登録内容を変更していたことが分かった。中には登録を解除した人もいるという。
安まちメールは、開始からわずか5日間で166件(防犯情報含む)に上っているが、
府警は「送信は全犯罪のごく一部」と言う。大阪の治安の悪さを浮き彫りにした格好だ。

安まちメールはあらかじめ登録しておくと、府警の全64署管内で起きた事件の概要や犯人の特徴などを
発生から1時間をめどにメールで知らせてくれる。
府内全域、警察署がある64署管内を選択できるほか、配信を希望する時間や犯罪の種類も指定でき、
23日までに約9万6900人が登録、うち約2万9700人が府内全域を選択した。

ところが、朝9時から運用が始まった23日、全地域を選んだ人はひったくりや子どもの被害14件を受信。
27日までの4日間は29〜40件(5日間で計145件)が断続的に送られてきたことなどから、
登録の変更手続きの問い合わせが府警に殺到。
27日までに約2万人がエリアを限定するなど登録をやり直したとみられる。

大阪市内の女性は、府警に「自分の身を守るため府内全域を選択していましたが、
あまりに多すぎて怖くなりました」という意見を寄せた。

安まちメールを巡っては、23日にNTTドコモの携帯電話で登録した人への送信が 
大約9時間届かなかったトラブルがあったが、NTT側のシステムが迷惑メールと誤認したためと判明している。     【大場弘行】

(引用 終り)

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「多過ぎて怖い 2万人、解除や登録変更」

断言できるが、2万人が「多すぎて怖い」という理由で、解除や登録変更をしたのではない。
ほとんどの人は、単にメール情報の有用性に疑問を持ったか、
府内全域を登録することの無意味さに気付いたからである。

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