穂竜について

「穂竜」は、私がまず昭和43年に、藍竜晴我鳥頭魚〔黒青色オランダ出目獅子頭〕を手に入れたときに始めりました。数代繁殖を繰り返す内に、やがて茶色が混じりました。さらに、紅白高頭パールを交配させることによって、現在の改良金魚「穂竜」の誕生にいたりました。

命名の由来
穂竜の「穂」は、私の出身地である兵庫県赤穂市の「穂」からと、稲穂のモミのイメージを重ね合わせています。
一方「竜」は、竜眼、すなわち出目金をイメージしています。
「穂竜」が永く皆さんに愛されることを願ってやみません。

明け二歳の穂竜です、写真はピンボケですが金と銀色の柄がハッキリしていますが金色がもう少し下腹部まで入っていると最高の柄です。頭部の肉瘤の色と大きさもバランスが良いと思います。

上の写真の穂竜と兄弟です。柄の金色が茶色に見えますが普段はもう少し黄色です。この仔の柄ももう少し大きいとバランスよく見えます。もう一つ注文を付ければ黄色の鱗にもっとカルシウムの沈着があれば最高です。

この2尾は当歳魚です。
基本色の銀色が青に見えますが来年になると本来の銀色に変化します。
穂竜は、基本色の色も黒い銀から青く見える銀色とがあります。飼育者の好みで決まりますが、私は秋空の様な青に近いものを基本色と考え、進化させています。柄の色も薄黄緑から茶金色まで、表現幅があり多様な色が楽しめます。