授業のテープ起こし

森川正彦(法則化中学太子サークル)


授業者は言葉を削らなくてはならない。授業を録音してみると、無駄な言葉が非常に多いことに気づく。文字に起こし、自分の悪い癖を客観的に分析しなければ、授業は変化しない。

1.授業の記録

@授業者  森川正彦
A授業内容 技術 2年生(電気)
B日 時   2010年1月14日
テ ー プ 起 こ し 授業者の気づき
はい 3センチ5ミリですね35ミリはい切れた人起立  ちょっとここで遅れている子はあとあと困るなあ
  ちょっとあと10秒待つからがんばって はい
 じゃあ切れた子ね 念のため確認します
 ちょ(と)真ん中においてちょ(と)3センチ5ミリ  間違いないか長い方も間違いないか みんな同じ長 さになっているか確認してください
 1ミリぐらいなら許します はい確認してごらん
 あわせて  確認する
 確認する大丈夫ですか

mmで言うかcmで言うか統一する
遅れている…はいらない

語尾が消えている
一文を区切る、しっかり言い切る


別の言葉で急がせる


2.授業の分析

(1)言わなくていい言葉が多すぎる。
(2)言葉を削る
(3)一文ずつ区切り、言い切る。
(4)言葉の「間」を考える。
(5)確認のやり方を考える。
(6)急がせたいときの声かけを考える。

3.ここまで教師の言葉は削れる


【言葉を削った結果】         

 35ミリ
 切れた人起立
 あと10秒待ちます

 念のため確認します
 机の真ん中において、同じ長さになっているか確認します
 1ミリの誤差はOKです

 確認できたら−−−−します

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