(C)Two-Way/中学校/全学年/技術科/実習/進度/点検
森川正彦(法則化中学太子サークル)
簡単な電気製品を組み立てる実習。早く終わった生徒に他の生徒の作品を点検させ、空白の時間が生まれないように工夫した。
電気領域では、導入教材として「テーブルタップ」を製作した。最後の方はどうしても進度に個人差が出来てしまう。完成してしまった生徒が遊んでしまわないように、「点検者」として他の生徒の作品を点検させた。
なお本実践は、紀洲谷貴実子氏のHP論文「カラーコーンで先生気分〜自習プリントの実施法一案〜」(TOSSLAND No.1150052)にヒントを得た。
指示1 完成した生徒は、先生が点検します。ただし6人までです。
指示2 7番目からの人は、この早かった6人の人が、先生の代わりに点検してくれます。
持ってきた生徒の作品を点検する。(今回はテスタで2カ所の導通を検査した)教師の後、生徒にもやらせ、理解しているか確認する。
指示3 君を「点検者」に任命します。先生がやったのと全く同じように君が点検してください。
「点検者」にはテスタと【写真1】のような札を渡す。誰が点検者か誰の目にも明らかにするためにである。
札の作り方は【図1】を参考にしてください。緑色の枠の部分にはクラスが書いてあり、「点検者」は自分の名前をそこに記入する。
【写真1】 【図1】
指示4 点検者に点検してもらった生徒は、点検者から【手伝いカード】をもらい、困っている人にアドバイスをしてあげましょう。
【手伝いカードシステム】 とは……完成した生徒が、困っている生徒を助けた場合【手伝いカード】にその生徒からサインしてもらうことが出来る。ただし、代わりに作ってはダメ。「助言」だけとする。