韓国 済州島 1999年2月22・23・24日前


国民体育大会、戦後日本の復興意識向上のために、企画されたスポーツイベント。
私が高校生の頃は、「日本国籍を有するものに限る」条件付だった。
日本に生まれ、日本の学校に通学する、外国人はこのスポーツイベントから排除された。
しかし、日本の(法律上)学校に相当し、在席している外国人にも、10数年前に門戸が開かれた。
それ以前、締め出されていた在日韓国人の、生徒、学生のために、全国から選手が集められ
チームを作り、在日韓国人チームが編成された。
野球、サッカー、ラグビー、その他のスポーツ選手が、韓国の国体に参加した。
私が高校生の頃は、世話をする人がいなくなっており、参加できなかった。
ラグビーにおいては、大学のスター選手も数多く参加し、学生ラグビーのオールドファンなら
びっくりするほどの、ビッグネームも参加していた。

今回、済州島旅行は、その在日韓国ラグビーチームのメンバーだった、先輩たちと行くことになった。
本年の始め、Pさん、Qさん、Rさん、私と酒を飲んでいた、一番年下が私だった。
4人とも、在日韓国人で、私以外の3人の先輩は、韓国の国体に参加しており、高校、大学と
ライバルチームに所属していたが、在日国体選手団のメンバーだったので今でも仲が良い。
また、この内の2人は、大学ラグビーに籍を置き、大学選手権にまで出場した猛者だった。
当然、高校時代も花園の芝生のグランドに立った人たちだった。
全員自営業をなさっており、私も仕事上の得意先になるのだった。

飲むにつれ、どうした訳か「ゴルフに行こう」になった。
飲んでるうちに、話がエスカレートしてしまい、泊まり掛けのゴルフ旅行にまで話が膨らんだ。
「それじゃーついでに、韓国に行ってゴルフしよう」になってしまった。
段取りは、やはり、一番年下の私がすることになり、日にちを調整し出発は、2月22日に決定。
早速、インターネットで検索する。

おーー、済州島グランドホテル、2泊3日、2ラウンド、プルコギ食べ放題(1日目)
キャディーフィー込み、5万2千円、安すぎる。
日本でゴルフを、2ラウンドすれば、それだけで5〜6万はする。
ホテルも、カジノ併設の便利なホテルだ。これに決定。

当日、昼12時ごろ私たちは、済州空港の税関を出ていた。
このツアーには、20人あまりが参加していた。
空港からバスで約40分ほどかかったそのゴルフ場は、レイアウト的には、すばらしいゴルフ場だ。
2月、いくら済州島でも風は冷たく、コンディションは悪かったが、キャディーのマナーは良かった。
聞くと、このゴルフ場は、日本でお持ち帰り弁当のチェーン店の資本らしく、最近オープンし、
宣伝のために、採算度外視の営業をしており、格安ツアーになったみたいだった。
日本のこの不況と、韓国の不況のWパンチで経営的には、苦戦するだろう。
韓国のゴルフは、アメリカスタイルで、18ホール連続ラウンドするのだ。
私は、このスタイルの方が好きである。
ゴルフが終わり(スコアーは内緒)ホテル近くの焼肉店に案内された。
事前に不味ければ、食べずにどこかに行こうといっていたが、案外旨かったので、その店で済ましてしまった。

このツアーは、男性ばかりだったので、ガイドもストレートに「カノジョ」紹介を言ってきた。
ツアーガイド(女性だった)は、夕食時、から懸命にカラオケ、のシステムを紹介していた。
カラオケ代金(ビール一人1本付き)4000円
ホステス1人につき(マンツーマン)8000円
テイク・アウト料金(1ナイト) 35000円
但し、テイクアウトした場合は、8千円が、免除され総額3万9千円になるらしかった。
ツイン2人使いの、客のために、部屋の斡旋まで申し出ていた。

私たちのグループは、もうカジノに心は飛んでいた。
他のツアー客達は、酒を飲んで腰を落ち着かせる飲み方になっていた。
タクシーを呼んでもらい、一足先にホテルにチェックインする旨を伝えて、焼肉屋を出た。
ホテル到着後、ルームキーをもらい、ベルボーイに荷物とキーを渡すと、部屋に入らず、一目散に
カジノに直行した。
夜12時ごろ、一人が酒を飲みながらカジノをしていた。「明日ゴルフやめ」
えっーー何しにきたん。結局、ゴルフはキャンセルすることになった。
「おい、明日ガイドに言いに行ってくれと」またも年下の私が用事を言い付けられた。
もう、みんなカジノで熱くなっている。だれも止められない。
私とRさんが、3時に部屋に帰ったが、Pさん、Qさんはまだ続けるという、ついていけなかった。

朝、6時50分モーニングコール、仕方なしに、ロビーへ降りていき、ガイドにキャンセルした。
ガイドは、笑いながら「たまにあるんでかまいません」と承諾した。しかし返金はない。
Rさんもモーニングコールで起きだし、Pさんが部屋に帰って来なかったので、心配になりロビー迄来ていた。
そういえば、Qさんも・・・・・・・・
カジノを覗く、時間は朝7時30分、2人はまだ、博打をしていた。
私と、Rさんは、朝食を取りもう一寝むりするために部屋に帰った。

昼、12時部屋の電話がなった、Rさんだった、「飯どうする?」
横を見ると、Qさんが寝ていたが(いつ帰ってきたんだろう?)その電話で起きだし、
用件を伝えると、一緒に行くというのでシャーワーを浴びた。
Pさんがまだ部屋に帰っていないらしく、40分後にカジノで待ち合わせた。
案の定、まだPさんは、博打をしていた。
3人一同唖然!!!!!

            後編につづく!!!!!