| 法隆寺-4 | 
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																		  |  夏目廃寺 (資料提供:名張市教育委員会) | 
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																		 「塼仏(せんぶつ)」は「押出仏(おしだしぶつ)」とも言い中国から渡来した技法です。 
																		  
																		「五尊像」すなわち「三尊像および比丘像」の様式は中国では多く見られますが、我が | 
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																	 「押出仏」は「鎚鍱(ついちょう)仏」とも | 
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																								上げます。  | 
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																	 「地蔵菩薩立像」は平安初期の作と言われております | 
| ます。ただしその場合右手は握ると言うより添えると言う感じになります。  | 
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																		「帝釈天立像」は現存最古の像です。後述の玉虫厨子の施身 | 
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																		「雲母」は高温多湿の奈良で、湿気が像に浸入して破損するのを防止するためだけ 
																		
																		 作品の出来上がりだけを頭に於いて制作に打ち込めた仏師は幸せだったことでしょ 
																		 天平時代なのに心材の木彫像に桧材ではなく樟材を使ったのは何か意味があっての | 
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																	 「玉虫厨子」は鎌倉時代の記録に推古天皇が | 
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																	 中国の宮殿建築が寺院建築として請来したのを我が国の宮殿建築に採用されました | 
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																		 金メッキされた4468体の鎚鍱仏が宮殿内の |  4468体の金銅製の鎚鍱仏の一部 | 
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																		「玉虫厨子」は仏教絵画でも現存最古の遺品であるばかりでなく釈迦如来の前世の | 
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|  我が国はシルクロードの終着地で、仏教伝来が釈迦が悟られてから1000年も経って | 
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																	 「捨身飼虎」とは飢えた母虎と飢えた七匹の子 | 
| 釈迦如来は釈迦族の獅子とも言われておりましたのにどうしてインドでは獅子に比べ | 
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																	 「施身聞偈図」は偈(仏の教え)を教えてもらうた | 
|   鬼が出入りするのは東北の鬼門で、十二支での東北は丑(牛)と寅(虎)の間の方向な | 
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  大きな鴟尾は玉虫厨子と同じで 
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|  「須弥山図」は仏教世界の中心である海上に茸状に伸びた須弥山を表現した図です。 | 
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																	  「百済観音立像」は「大宝蔵殿」では一展示物でしたが新 | 
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																	となっているのでしょう。彫りが浅いですから衣は密着状態にならざるを得ず官能的 
																	 髪の毛が蕨手型垂髪から写実に一歩進んだ自然の髪のように波型の垂髪で両肩に流 
																	 宝冠に飾られている宝石は明治時代に作られたガラス玉です。ガラスではなく青い | 
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																	 「橘夫人(ぶにん)念持仏」は本格的な | 
| りそれ以外のものは中臣氏のままといたしました。絶対的な権力者となった藤原不比  後塀(こうへい)、光背は素晴らしいの一言ですがただ残念なことに蓮の茎が立ち上  五扇屏風のような後塀が三面鏡のように3枚の折りたたみになっておりますが平板 | 
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|  服装が中国の僧祗支からインド式服制に変わりましたので参考までに写真を掲載 | 
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|    |  「飛天像」は金堂像を荘厳するために3天蓋の上辺に | 
|  顔貌は心が和む白鳳時代の童子の顔であります。   現存最古の「飛仙図」が法隆寺金堂に安置されております「薬師如来像」の台座内側に | 
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 |  「飛天像」は金堂の長押 | 
| 外してありましたので無事でした。 | 
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													 「百万小塔」は高さ20pの小塔で、この小塔を百万基造ら | 
|  塔には舎利を納めなければ塔とは言えません。釈迦の骨を「肉舎利」と言い、その数 | 
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												 大宝蔵院が出来るまでは「旧休憩所」を利用しておりました。旧休憩所では休憩する | 
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|  我が国には国宝の門は20棟しかありませんがそのうち3棟が法隆寺にあります。国 | 
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														   「三棟造(みつむねづくり)」とは緑矢印の所に棟がありそれが三つあるからです。 | 
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													 東大門から夢殿に向かう参道の左側に大きな「もちの木」が赤い実をたわわに付けて | 
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																 「斑鳩宮」は601年着工し605年 | 
|  平安時代に法隆寺に組み入れられ法隆寺の東院となりました。 | 
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														 「夢殿」は東院の金堂で、世界的な建築家ブルーノ・タウトが夢殿を「建築の真珠」と 
														 八角円堂は霊廟、廟堂でありますので通常は伽藍の中心から離れたところにありま | 
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|  「救世観音立像」は聖徳太子の等身大像で在世中に制作されたということですが像高  救世観音像の開扉期間は春季の4月11日〜5月18日と秋季の10月22日〜11月22日で、 | 
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																 「道詮律師(どうせんりっし)像」は | 
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																 夢殿が天平時代に再建されて約100年を経た時には建物の傷みも出ており、その傷 | 
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													 「行信僧都(ぎょうしんそうず)像」は | 
| え経費の掛かる脱活乾漆造で制作され追加安置されたのでしょう。 | 
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															 「礼堂」は当初の中門の跡地に鎌倉 | 
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												  「袴腰付鐘楼」では現存最古の遺構で | 
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												ためでせめて23日掛けて拝観してほしいものです。それと、法隆寺は時期をおいて | 
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													 「伝法堂」の前身は天平時 | 
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																						言われております。 | 
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													 「北室院表門」は現存最古の平唐門として有名 
													 平唐門は平安時代から建築が起こりますがこ | 
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			 中宮寺の正面は西向きです。 | 
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																			 弥勒菩薩と言えば何と言っても中宮寺の「弥勒 | 
| れております。と言いますのも「弥勒菩薩」は釈迦入滅後56億7千万年を経ると釈迦 
																	 本尊は飛鳥時代は霊木信仰の一木造の時代でしたが、本尊は後世の寄木造のように 
																	 弥勒菩薩半跏思惟像は美少女のような楚々たる聖女で、精細な右手の仕草は思惟と | 
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| 画 中西 雅子 | 
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															 ガイド活動の集大成ともいうべき「法隆寺のお話」は皆さんにとりまして満足いただ |