生理的側面
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音楽は感情を介すことなく、直接身体に影響を与えることが出来る。自分の好きな音楽を鑑賞することにより、末梢血管の拡張と筋肉の緊張低下が引き起こされ、リラックスする。
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心理的側面
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音楽は知的過程を通らずに、直接情動に働きかける。音楽を聴くことにより、感情反応が起きる。感情には原始的な感情から高度な美的感情までいくつかの水準がある。
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身体的側面
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音楽は身体的運動を誘発する。元来、運動リズムと音楽リズムは起源を等しくしており、我が国の民謡なども、労働のリズムから発したものが多く見られる。リハビリを目的とした活動に利用できる。
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社会的側面
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集団音楽療法において、他者の音楽を受容し、時には共感し、協調するなど、社会性が求められる。非言語的なコミュニケーションの音楽の場に参加することが社会参加へのきっかけとなる。
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認知的側面
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高齢者の音楽回想を促し、人生を振り返り、自己肯定感を共有する場になる。
口ずさんできた歌を伝承する役目の意識を持ち、満足感と自信に繋がる。
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