ぬーぼーのたわけ〜 1

不定期にアップするおかんのたわごと

NUBOぺーじのコメントにもあるように、仕事のないときもあるときもいろんなことしてはる。今は天然酵母パンたらいうもんにハマってはる。ウチの場合は健康のためとか言うんでなくておいしいか、おいしくないかが決め手。
今回はパン特集になったけど、節操なくいろんなもんが出てくるのでお楽しみに!

パンが好き
大阪府は東住吉区で産湯をつかいし「ぬーぼー」ですが物心ついてお使いに行かされたとき、えも言われぬ良い香りが…、それはパンの匂い。当時パンと言えばお米屋さんで一斤売りの食パンを売っていた時代。(推定年齢??間違いなくおばはん)そんな時代に焼きたてパンを売っているお店があったのです。「木村屋」と言いましたが、そのお店があの有名な「キムラヤ」と関係あったのかどうか分かりません。その隣には氷と、たどんと炭を売るお店、向いには駄菓子屋。一円玉でラムネのセロファン包みを2個おばさんは握らせてくれました。たぶんその時代でも一円売りはなかったろうに、そんな優しい人たちのいる下町で幸せに育ったのです。

人に元気をもらう
これは歳とってから気付いたことですな。いままで散々人の世話になって、迷惑かけて「ぬーぼー」に過ごしてきたのに、ふと気付いたら元気が溢れかえっていたのですな。なんでそんなに元気なんや、憎たらしい程に…。そこでやっぱりお返しはせなあかん。大阪のおばちゃん根性です。よーく考えたら私にできることはこれなんです。そういうひとりよがりな思い込みが私を育ててきたのです。パンを焼こう!!
画像は普段焼いていた絶対太るパン(太った!!)

勝手にパン工房
自称「犬の訓練師」などとうさん臭い呼び名で人を殺した人がいましたが、自称「ナニナニ」とか、結構いい加減にすぐ名乗ってしまう時代。誰でも彼でもゆうーたもん勝ちみたいな。私も恥ずかしながらその類にもれず名乗ってしまいました。友人の「私の為に焼いて」との有り難いお言葉で豚が木に登ったのでした。経験の深い方なら「なんじゃそれワ」ですけど、それでもいいんです。毎日何か(何でもいいから)創ることが好きだから…、「好きこそ物の上手なれ」ですワ。

大吟醸酒粕パワー
最初は大失敗。レーズン酵母による天然酵母パンを作ってみたけど、酸っぱいパンでした。犠牲者はわが伴侶「おとん」。配合も焼く温度もイマイチわからんかったし……。そんなある日、超感覚の友人Bさんが「天然酵母で焼いている美味しいパンの酵母は酒粕やて」と教えてくれました。アッ!それなら長野の「えべっさん」で買った大吟醸の酒粕があるやん!!、「瓶に詰めて約1年間放置したらおいしい酒がにじみ出す」なんてことを買いに来ていた人から小耳にはさみ、いじましい私は押し入れに隠し持っていたのでした。酒粕100グラムと3倍の水から酵母造りが始まり、何回かして「美味しい」(これも思い込みか!?)パンが焼けたのでした。おそるべし大吟醸。後で分ったことだが、日本古来からある酒種は濁り酒の澱から作るのだそうで酒粕が水に溶けて良く似た状態です。
画像は見た目は悪いけど文句言いの「おとん」が合格点を出したハッサクのピール入りの天然酵母パン

あえて
写真は載せても作り方やレシピは明記しません。そんなものインターネットやってる人ならいっくらでも見つけられるから。だからあえて一人よがりな「たわごと」とします。でも「これ、気になるうぅ〜〜。」とか、すっごく興味あることに出会ったらメールください。
私なりに受け売りも含めてできるだけ丁寧に説明します。


モノつくりパラダイス
これってすごいです。何かできるということがコミュニケーションツールになってくれるから。できたもんで勝負!?会話の下手な私はできれば喋らずに人の側にいたいタチ。月一の水彩画教室では一度しか描けないにも関わらず、へこたれないで教えてくれる先生、陶芸教室では生徒より熱中している熱い先生、竹炭職人、最高においしいハッサクやみかんを造るこだわりがんこ職人、心うきうきオバタリアンもお洒落するビーズ職人、世界を旅して人のいる空間や空気をコーディネート出来る人、何時でも物つくり情報をキャッチできるお耳ダンボの超感覚の人、棚田再生を考えるデザイナー、みんなバラバラなとこに居てるんやけど、でも物つくりしていることで全部つながってしまう。そーいや、隣にひとりおったなあ、仕事しかせーへん奴が。(それも最高の物つくりかも)

苔玉
「なに、これええやん」姉の家のテーブルにちょこんとお皿にのった植物。ミニ盆栽も好いけれどそれはめんどくさそう。苔玉はぐるぐるやるだけ、お水もやるだけ。でもちょっとした「コツ」はあります。これも私なりのやり方であっちとコッチとをひっつけた方法で作りました。竹炭をまいた苔玉は見映えも良く、植物にミネラルを与え癒し効果も倍増。作り方はリンク先の竹炭工房オーテックさんでお教えしまーす。


いただきっ
ラブラブなご夫婦から、これまたラブラブな写真がメールできました。今年のじゃがいもの収穫の中に、ご覧のような形のものが仲良く二つ混ざっていたそうです。二つ見つかるなんてね、運命的ですね。う〜〜ん、これがホンマのSWEET POTATOやんか!思わず顔を描いてしまいました。それにしてもいいですねえ、ご夫婦で野菜作りとは。うちもじーちゃん・ばあちゃんが作っているのでダンナに手伝ったらと言ったら「ワシャ食べる人」と言ってトンと動きません、文句だけは一人前なのに。


豆腐よう
イカの塩辛なんてよう食べれるなあ、と思っていたのになんと自分で作るようになるとは。それと言うのも那覇の居酒屋さんで「豆腐よう」なる物を食してから。フォアグラのような食感で爪楊枝の先で「ちみ、ちみ」とやるのです。お豆腐を紅麹と泡盛で漬けたものだそうで珍味。塩辛が風味的に似ているような気がしたのでやっと作れるようになった訳です。沖縄人を隣人に持つ友人は(うらやましい!)、戴いたけど食べ方が分からなくて大量に口に入れてしまい、なんとも言いがたい思いをしたそうです。こんなものを好きと言ったら大酒呑み間違いなし!といわれそうな代物です。ちなみに塩辛に入れるのは日本酒でなく焼酎にしています。今おとんとモメてます。塩辛といえば、おとんはカツオやと言い、私はイカやと言って。

ゴーヤ
いまやブームとなっているゴーヤ。ビタミンCも多く体に良いからかな?ダンナの両親の故郷鹿児島では昔から食べられていたようで刺身のツマにもしていました。うちではミョウガを加えた酢の物が人気ですが、最近では種を取ってリング揚げにして塩で食べます。この画像もホレ、沖縄土産に買ってきた種で育ったんですが苦すぎて誰も食べなくなり熟れてしまったやつ。あまりに綺麗で愛おしいんで写真に残しました。 


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