最終更新日:2000年06月18日(日)

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 アクションRPG Nintendo64
Nintendo(任天堂) 2000/04/27発売 5800円
ファミ通評価; 37点/40点 販売本数; 50万2005本 俵屋評価; 8点/10点
現在の価格;??? バックアップカートリッジ 備考;振動パック対応
拡張メモリパック必須
宮本茂プロデュース

[概要]
「同じハードで『ゼルダ』は2作以上作らない。」と言われていたが、拡張メモリパックを必須として、64での2作目。

今までのソフトは拡張メモリパック(旧ハイレゾパック)をグラフィックの強化のみに使用していたが、この作品はシステム面にも使用している。(だから必須なの)
[あらすじ]
前作での冒険の後、愛馬のエポナと共に旅に出た「リンク」。

しかし、旅の途中で禍禍しい仮面をつけた「スタルキッド」のために離れ離れになってしまう。

エポナとスタルキッドを追っていくうちに足を踏み入れた世界「タルミナ」…。
そこは前作の舞台であるハイラルと似ているようで全く違う、パラレルワールド…。

そこは3日後に月が落ちてくるという世界。
[総評]
前作とシステムや外観は似ているのだが、中身はすこし違うという、物語設定と同じような印象を受けた『ゼルダ』。

まず、前作の長所のほとんどを捨てている。
うろついているだけで楽しかった前作とは異なり、今回はどこかボタンを掛け間違えたような、狂った世界。歪んだ童話のような世界観なので、なんだか落ち着かない感じがする。

システム的にも、いろいろ制限されている。
・世界設定が「3日後に月が降ってくる」というものなので、制限時間が出来た。
・オカリナで時間を戻すことで初日に戻れるが、そのときにしかセーブできない。
・そして、セーブするたびに様々なことがリセットされる。(イベント、消費アイテムや持ち金など)


最終的には、スタルキッドに狂わされた世界の修正が目的なのだが、前作の「お使い」タイプの冒険ではなく、自分から困っている人を探す「探索」タイプになっている点も重要である。

↓ネタばれ、あるかも
気をつけて読んでね

良かった
ところ
システム Z注目など、簡単操作で複雑な(かっこいい)動作というシステムは素晴らしいの一言。
ダンジョンの謎解き 謎が解けたときの快感は最高。言葉には出来ない。前作に加えるなら、時間制限があるので「ホッと」する快感もある。
駄目な
ところ
難しい… 前作もなかなかの難易度だったが今作はかなり難しい。制限時間があるので、なんとなく心理的にあせってしまうし、セーブするとダンジョンなどの謎解きもリセットされてしまうので、1プレイでダンジョンをクリアしなければならない。ダンジョン攻略なら、1〜3時間は必要かも。
時間がない… セーブするたびに色々リセットされるのがキツイ。特にダンジョンの攻略もリセットされるため、1度ダンジョンを攻略し始めると、クリアしなければ意味ないので、とんでもなく疲れる。「時間を戻す」のと「セーブする」のは別にして欲しかった。
繰り返す出来事 セーブするたびにリセットされるのは、イベントやダンジョンの攻略が代表的なのだが、失敗するたびに同じイベントを繰り返さなければならないのは、精神的にきついときがある。

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