陳舜臣さんを語る会通信あああ
大作家を「さん」づけで呼んで御免なさい

私は陳舜臣氏を心の中ではいつも「陳舜臣さん」と「さん」付で呼んでいます。氏の中国物は、私の青春時代から中年にかけて、「人生の手引書」でした。『中国歴史の旅』や『太平天国』などをガイドに、中国各地をよく旅行しました。そのようなことで、「さん」には、親しみと尊敬の念がこもっています。

「陳舜臣さんを語る会通信」既刊分

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「陳舜臣さんを語る会通信」バックナンバー一覧
  発行年月日 主 要 記 事
1   2020.3.1 「陳舜臣さん 台湾・大陸 旅の記録」  「陳舜臣さんを悼む」玉岡かおる
2   2020.3.20 『中国傑物伝』  『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』
3   2020.4.15 『怒りの菩薩』  陳舜臣さんの引っ越し歴 
4   2020.5.1 そうは問屋が卸さなかった『太平天国』
5   2020.5.1 舞子浜の呉邸が舞台、『囚人の斧』   妹、妙玲さんのこと
6   2020.5.1 陳さんの強い思い入れ『耶律楚材』                                      太平天国取材旅行-桂平、金田村へ-
7   2020.5.1 沖縄への優しい眼差し『琉球の風』(1993年NHK大河ドラマ原作)
8   2020.5.1 『青山一髪』(文庫本出版に際し『孫文』と改題)
9   2020.5.15 『龍鳳のくに』    第四部「黃瀛(こうえい)さんのこと」                     『巷談 中国近代英傑列伝』   陳舜臣さん思い入れの黄遵憲と劉鉄雲
10   2020.5.15 司馬遼太郎『街道をゆく 25(閩のみち)』  『中国歴史の旅』「井岡山」
11   2020.6.1 陳舜臣、中国歴史小説の本線をなす一作『山河在り』
12   2020.7.1 陳舜臣文学の白眉『桃源郷』
13   2020.7.15 「できれば学問の周辺にいたい」と願った10年                            業界誌に見える「泰安公司」と陳さん
14   2020.7.20 「泰安公司」の位置 海岸村見取図  登記簿  武夷登山会                 「九雷渓」と瞿秋白
15   2020.8.15 『残糸の曲』と『桃花流水』は一対、先ず前者から
16   2020.8.20 盧溝橋事件からの一年半を回想に託して書いた『桃花流水』
17   2020.9.1 陳舜臣作品に登場する李登輝さん  蘇曼殊を描いた『燕の影』
陳舜臣ご夫妻の二人三脚、「わが心の自叙伝」
18   2020.9.15 『江は流れず-小説日清戦争-』  陳舜臣さん、文革期の大寨を訪れる
19   2020.10.1 直木賞受賞作『青玉獅子香炉』    陳舜臣さん、老いを語る            
20   2020.10.10 中国歴史小説、いきなりの三千枚『阿片戦争』   『実録アヘン戦争』
21   2020.10.15 陳舜臣『曼陀羅の人 空海求法伝』と司馬遼太郎『空海の風景』
22   2020.10.20 現地踏査と文献を駆使した労作『茶の話 茶事遍路』
23   2020.11.1 中国通史『中国の歴史』及び『中国の歴史 近・現代篇』                    陳さんは文化大革命をどう見ていたか
24   2020.11.15 『世界の都市の物語 16 香港』
25   2020.12.20 陳さん思い入れの『世界の都市の物語 4 イスタンブール』
26   2021.2.1 頭の中の諸葛孔明像を敢えて無視した『諸葛孔明』
27   2021.1.15 『曹操 魏の曹一族』
28   2021.3.1 神戸華僑歴史博物館「陳舜臣没後6年桃源忌特別展」1
29   2021.3.1 神戸華僑歴史博物館「陳舜臣没後6年桃源忌特別展」2
30   2021.3.1 神戸華僑歴史博物館「陳舜臣没後6年桃源忌特別展」3
31   2021.2.10 陳舜臣さん最後の小説『曹操残夢 魏の曹一族』
32   2021.3.10 半身麻痺と闘い完走、『チンギス・ハーンの一族』
33   2021.3.20 【絶筆】『天空の詩人 李白』    「父との思い出」王由果
34   2021.4.10 作家になる前から構想、『紙の道(ペーパーロード)』
35   2021.4.20 『小説マルコ・ポーロ 中国冒険譚』
36   2021.5.1 玄奘の旅と『西遊記』にご自身の旅を交えた『新西遊記』
37   2021.5.10 中国並びに中国史理解の必読書『儒教三千年』
38   2021.5.20 三十年来の宿題、『天球は翔ける』
39   2021.6.1 陳さん、インドは我が青春の一部 『インド三国志』
40   2021.6.15 小説の醍醐味を満喫させてくれる『珊瑚の枕』
41   2021.7.10 昭和45年度日本推理作家協会賞受賞作『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』
士は己を知る者のために死に、作家は己を認める者のために書く           『宝石』(1963年9月号)掲載の陳語録「犬より猫が好き」「歌舞伎は嫌い」
42   2021.7.20 16世紀半、北虜南倭に揺れる明国と毛利ら戦国武将が争う日本が舞台     『戦国海商伝』
43   2021.8.1 作家の出発点となった、江戸川乱歩賞受賞作『枯草の根』                  乱歩賞受賞時、陳さんを取材した神戸新聞記者のエッセイ
44   2021.8.15 「小説家である以上、恋愛も・・・」と奮起して書いた『相思青花』
45   2021.9.1 地方紙20数社が連載した『夢ざめの坂』
46   2021.9.10 明清交替期の中国を舞台に北の呉三桂、南の鄭芝竜を中心に描く            『風よ雲よ』
47   2021.9.20 『風よ雲よ』と『旋風に告げよ』は二部作 本号では後者を取り上げました
48   2021.9.20 陳舜臣作詞、上海日本人学校校歌  『怒りの菩薩』読者からの詰問状     
戦時中、蔡さんと共同で借りた北野町の避難先
陳舜臣さん、毛沢東胸像があったころの移情閣を訪れる  
 
49 2021.10.10 『中国任俠伝』『中国詩人伝』ほか『中国○○伝』集合!
50 2021.10.20 1975年、家族4人の『敦煌の旅』(第3回大佛次郎賞受賞)   
1972年10月「中国『再会』の旅」
51  2021.11.10  『枯草の根』『三色の家』『虹の舞台』・・・“陶展文もの”集合!
52  2021.11.20   “陶展文もの”集合!(続)『割れる』、「縄」三部作、『崩れた直線』ほか
53  2021.12.1 日本人青年賀望東、唐の都で事件を解く! 『長安日記』
賀望東は登場しないが、唐の都を舞台にした最初の作品「方壺園」
54   2021.12.1 1966年下期、第56回直木賞候補にノミネートされた『炎に絵を』
陳舜臣さん、直木賞受賞祝賀会の写真(於:灯籠茶屋)見つかる!
55  2021.12.10 中国の女のお化けの物語『聊斎志異考』  太宰治の「清貧譚」
56  2021.12.20 『ものがたり史記』『ものがたり唐代伝奇』『ものがたり水滸伝』
57  2022.1.1     講談社『陳舜臣全集20』収録、『失われた背景』と『月をのせた海』
58  2022.1.15  陳舜臣さんの「作品一覧」 著作数、小説は90数冊
59   2022.2.1 中国古典紀行『英雄ありて』  NHK『空旅中国 李白長江をゆく』
60  2022.2.15  エッセイ集『録外録』と小説集『わが集外集』
61  2022.3.15   『阿片戦争』に並ぶ中国歴史小説の大作『秘本三国志』
62  2022.3.20   陳舜臣小説の最長編でミリオンセラー『小説十八史略』
63  2022.4.1  連作短編集3冊 『柊の館』『青春の烙印』『漢古印縁起』
64  2022.4.1   連作短編集もう一冊 『神戸異人館事件帖』  「桃源忌」新聞記事
65  2022.4.20  魯迅及び陳舜臣 秋瑾、瞿秋白をとおして
66  2022.4.20  1990年刊行の推理短編集2冊、『異人館周辺』と『杭州菊花園』
67  2022.5.1  歴史小説の短編集2冊、『胡蝶の陣』と『五台山清涼寺』
68  2022.5.10  1960年代刊行の推理小説を2作 『弓の部屋』、『他人の鍵』
69  2022.5.15 
『神戸というまち』『神戸ものがたり』、『神戸わがふるさと』
70  2022.5.20 日本史を題材にした『山河太平記』『人物・日本史記』『楠木正成』
71  2022.5.20  最後期の推理短編集『三本松伝説』/「陳舜臣さんを語る会通信」一覧
72  2022.6.10   最初期のエッセイ短編・小品集『よそ者の目』
73  2022.6.20  六甲山麓の陳舜臣邸から届けられた名随筆24編 『六甲山房記』
74  2022.7.1  最初期の推理短編集2冊『桃源遙かなり』と『紅蓮亭の狂女』
75 2022.7.10   続いて初期の推理短編集を2冊『幻の百花双瞳』と『六甲山心中』
76
2022.7.20  長編推理小説 最後期の一作『燃える水柱』 / 陳舜臣さんの再度山登山
77
 2022.8.1  初期の長編推理小説2作 『天の上の天』、『黒いヒマラヤ』
78
 2022.8.10
長編推理小説9作目 『まだ終らない』、10作目『白い泥』
79  2022.8.20 長編推理小説12作目 『影は崩れた』、13作目『濁った航跡』             『沖縄の歴史と旅』「戦場の県知事 島田叡さん」
80  2022.9.1 長編推理小説17作目『凍った波紋』、18作目『北京悠々館』 
81 2022.8.20  香港を舞台にした中短編推理小説3作を収録 『銘のない墓標』
82
2022.9.10  1971年以降の推理中・短編集2冊 『異郷の檻のなか』、『夜の歯車』
83 2022.9.15   1971年以降の推理短編集2冊 『崑崙の河』、『望洋の碑』
84
2022.10.1  1971年残りの1冊 『南十字星を埋めろ』、1972年の『笑天の昇天』
85 2022.9.29  50年前の9月29日「日中共同声明」調印 神戸新聞に陳舜臣氏談話
86 2022.10.20  推理中短編集 『クリコフの思い出』、『海の微笑』
87 2022.11.1  長篇推理小説、最後期の『闇の金魚』/陳作品の舞台となった山本通界隈
88 2022.11.10 未紹介作品が残る推理中短編集『方壺園』、『青玉獅子香炉』
89
2022.11.10 未紹介作品が残る推理中短編集『崩れた直線』、『神獣の爪』               推理中短編一覧
90
 2022.11.20  『中国五千年』  / 神戸の真珠産業(続) 
91 2022.12.1  エッセイ集『曼陀羅の山 七福神の散歩道
92  2022.12.10  エッセイ集『元号の還暦 三燈随筆(一)』『仙薬と鯨 三燈随筆(二)』
93  2023.1.1  2023 司馬遼太郎 2024 陳舜臣 生誕百年
94  2023.1.1   エッセイ集『蘭におもう』と『竹におもう』
95  2023.1.1  歴史エッセイ集『九点煙記 中国史十八景
96  2023.1.10  生誕百年を見据えた 福間良明著『司馬遼太郎の時代』
97
2023.1.20  司馬・陳・金、円熟三作家による対話集『歴史の交差路にて』
98 2023.2.20  円熟した陳文学の香気高いエッセイ『雨過天青』
99  2023.3.1 中国の歴史と美術ほかエッセイ37編 『雲外の峰』
100  2023.3.10 中国の山河、旅、身辺雑記、交友、料理ほかエッセイ49編 『含笑花の木』
101  2023.3.20 全日空機内誌、及び産経新聞連載エッセイ70編を収録 『走れ蝸牛』
『含笑花の木』に記述がある『美食家』及び『わたしの北京風物誌』紹介
102  2023.4.20  陳舜臣最晩期の一冊、エッセイ108編 『六甲随筆』
103  2023.5.1    104の中国由来名言・名句 『弥縫録』
104 2023.5.10  中国歴史エッセイ47編 『史林有声ー中国歴史随想ー』
105
 2023.6.1  日中往還、中国歴史拾遺、詩人列伝 エッセイ14編 『随縁護花』
陳家の家紋は卍? 逆卍? 『走れ蝸牛』「家紋」より
106 2023.6.10  『季刊 歴史と文学』連載の13編 『中国史随想 風を観る』
107  2023.7.1   講談社『ビジュアル版 世界の歴史』付録月報連載エッセイ20編 『東眺西望』
108  2023.12.1   陳舜臣さん初めての長編エッセイ『日本人と中国人』
109  2024.1.10   天安門事件について、陳舜臣さんの文章が載った紙誌
110  2024.2.1    T氏の書架にみる陳舜臣作品の全貌
111   2024.4.1  国立国会図書館並びに古本で、短編集未収録27作を確認
112   2024.4.1  陳舜臣生誕100年記念特別展「神戸を愛し神戸に生きた陳舜臣」報告
113   2024.4.1  陳舜臣生誕100年記念シリーズ談話「陳舜臣一人と作品」報告
114    2024.4.1   陳舜臣さんは毛沢東に心酔!? 「詩人教師毛主席」
     
     
       
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