三上山(近 江 富 士)


  三上山の撮影ポイントの一つ、お地蔵さん、柿の木。
国道8号線の渋滞解消のため、バイパス道路のルートに当たるため、
撤去されました。車社会にとっては、渋滞解消、安全、滋賀済生会病院
へ行きやすくなる観点からは、早く完成されるのが待たれますが素朴な
景色が失われると言う犠牲の上に成り立っています。


   2015年11月19日撮影
いつも、お地蔵さんに花が供えてあるのですが、
異様に花が供えてあり、お地蔵さんが隠れて、
見えません
   2014年1月19日撮影
雪に埋もれたお地蔵さん。
   2016年1月1日撮影
今年は、暖冬で暖かいお正月でした。お地蔵さん
柿の木が無くなる予感がしていました。
   2016年1月26日撮影
ユウさんの散歩コースを歩いていましたら、柿の
木は伐採され、切られた柿の木は、無残にも燃
やされていました。
   2016年2月28日撮影
柿の木の無くなったお地蔵さんを見るのが残酷に
思え、しばらく散歩コースから外していたのですが
お地蔵さんまで無くなっていました。どこへ移転さ
れたんだろう?田んぼの中で、黒く見えているの
が、柿の木の残骸です。人間が植えたであろう柿
の木なのですが、柿の木も命があるはず、人間の
都合で、無残な姿になっていました。






別名近江富士で親しまれている三上山の写真です。ユウさんの撮った
一部です。三上山表登山道の紹介もしています。              


   
            愛宕山から見た三上山(赤の丸印)



近江富士登山

三上山の登山道は、3つあり、一つは表登山道、二つは、裏登山道最後に緑化公園
からの登山道があります。 

三上山は、432mの低い山なのですが、登るのには割合体力が求められる山です。
ここでは表登山道を紹介します。


   それでは、表道を通って近江富士の頂上へ
向かいましょう。
登る前に、久しぶりに登山されるときは、少し
準備運動特に足腰してから登ってください。
表道の入り口!イノシシが出るため、柵がもう
けてあり、通ったら必ず締めてください。
  この表登山道は、昔といってもそんなに古くは
ないと思うのですがな中腹に妙見堂というお寺
の跡があって、その参道となっていました。
そのため、かなり傷んでいますが、石段が続き
ます。途中段差のあるところが結構ありますの
で、登りなれてない時は、登山の基本小刻み歩
き、どこか段差の少ないところを探して、登って
いってください。
  長い石段を過ぎて少し登山道を歩くと分岐点
が現れます。奥の木を見て右に行くと裏登山道
と登山者のための駐車場(4台)に行くことがで
きます。ユウさんはそのまま登山を続けますの
で標識通りに頂上へ目指します。
 
   この石段をあがると妙見堂跡へたどり着きます。
  妙見堂跡!!
ここで水分補給等小休憩するとよいと思います。
   妙見堂跡にはこのような案内板があります。
   小休憩の後、妙見堂跡の右端を歩いていきま
す。
  少し行くと2つに分かれ道があります。三上山登
山道は、標識の通り右に折れます。右に回らず
にまっすぐ行くと、北縦走道っと言って、200m
〜300m弱の低山の縦走道になっていますが
結構険しいところがあって、野洲の町を見ると
低い山と感じるのですが、山側を見ると高い山
を歩いてるように錯覚を覚えます。 
   いよいよ本格的な登山道になってきました。
  所々このように歩きやすいところもあります。 
  しばらく歩くとこのような標識があります。この標
識は割岩といって大きな岩が2つに割れていて 
広さがあるのですが登りで行くと、三上山唯一の
鎖場(4mほどですが…)があって、降りるときに
通った方が楽ですので下りで案内します。
     
ここでは、本来の登山道を登ります。       
  上にある割れ岩の案内標識!
この標識からいよいよ岩そして急な登り坂となり
ます。

 
   雨の日とか雨上がりで岩がぬれている時は、
大変滑りやすく大変危険なところです。400m
の山と高をくくっていると大けがをします。
   
  岩の上を登っていきます。足下に十分気をつけて
登ってください。
   岩を削って階段状になっているところもありま
す。


   険しい坂を登ると突然視界のきくくところに出てきます。ここで水分補給の小休憩するといいで
す。スペースがあまりないので、ほんの数分の休憩とします。
   景色のいいところを過ぎて、今しばらく同じ岩の
急坂を登ります。でも、もう少しで頂上です。
   この坂を登り切ると、頂上にある展望台に出ます。
   いよいよ、頂上の展望台があります。西を中心
にして北西〜南西の景色が見られます。ただ、こ
の展望台は岩の上ですので滑らないよう気をつけてください。
  展望台からほんの少し岩の上を歩いたら、
御神神社の奥宮があります。手前の鳥居に
小さく見えている鳥居は、裏登山道からの入り口です。
   奥宮から見た景色!手前の磐は、奥津磐座
といわれる神の宿る磐だそうです。
   三上山の頂上は、先の奥宮の右横を通った
ところが頂上なのですが、木々の覆われ景色は見えませんのであまり人気がありません
お昼時に登ってお弁当食べる時の広場という
感じです。そして、三上山は、三角点のない
山です。
   頂上に約15分ほどいて、同じ表登山を下り
ます。登りに言いました割れ岩を通って帰り
ました。
  割 岩を出てすぐのところ!少し見にくいです
が鎖が見えています。雨などで濡れている時
は危険ですからこのルートは通らないほうが
いいです。

このように三上山に登ろうと思われたときは
しばらく雨が降っていない時に登るのがいい
いです。
   上の写真のアップ写真。
  洞穴天保一揆の時に江戸の検地役人が逃げ隠れ
た洞穴があるというのは以前から知っていましたが
どこから行くのかわからなかったのですが地元の
定年退職された方が整備をされ行けるようになり
ました 。
頂上から裏登山道へ行く方向に行くと、写真のよう
に小さい手製の「姥の懐」と書いた標識があります。
写真の下の部分の中心よりやや右よりに階段にな
っているところを下っていきます。まっすぐの道は
裏登山道です。
  この洞穴は江戸時代の天保一揆の時、江戸の検
地役人、市野茂三郎が一揆から逃れるため身を
隠したとされているところです。



近江富士の詳しいことは、写真ステージ「近江富士」の
ホーム・ページをご覧ください。

       写真ステージ「近江富士」





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