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友人に「総選廃止に持ち込もうと思っとるんやが」と言ってみた。
すると、彼「そんなもん無理や」と
私:「お前も総選の悪いとこ知ってるやろ」
彼「昔からみんな、総選廃止して欲しいと思っとるけど、ずーと続いとーやん。今さら無理や。
そんなもん、ほっといて引越しするか、私学にしとけや」
たぶん、総選で悔しい思いしたり、苦労した連中の大半がこんな思いやろ。
しかし、彼は何の根拠を持って「無理や」と言っているのか?よく考えると、我々は「総選を廃止し
て欲しい」と思っていただけでなのではないか?
「総選廃止論者=差別者」が明石の教育、行政に蔓延り、「口にできない雰囲気を形成していなかっ
たか」
高校1年の時の忘れなれない光景がある。放課後、先生との雑談
あるクラスメート「先生、総合選抜なんかやめて欲しいわ」
先生曰く「明石の4分3の市民が総合選抜に賛成しているから絶対になくならへんわ」
先生は、この「明石の4分3」の意味を語ることはなかったが、私は「明石高校に行ける可能性がない、できない子を持つ利己的なバカ親連中」のことだと解釈した。「明石の4分3」多数決の原理からすると、あきらめざるを得ない絶対的な数だと思った。
教育における悪平等主義を批判する際、運動会の徒競走は差別だから、「みんな手をつないでゴールする」「早く子はゴールの手前で遅い子を待って一緒にゴールする」「リレーでは、遅い子の走る距離を短くする」って、とんでもない悪平等がある。こんな例を挙げると、誰もが「それはやりすぎやろ」と言う。「総選も運動会と同じことだ」
しかし、総選の弊害は「悪平等主義だけではない」
1.合格しても(400人が)希望高校に進学できない場合がある
2.通信簿が3にアヒル混ざり、学力考査4割で合格できるので)中学校での学習意欲が希薄になる。
3.入学直後の課題テストの英語の点数0点〜100点と高校内での生徒の学力差が大きく、個々の学力が十分に伸びにくい。
4.各高校が特色を出しにくい。
(平成14年度の市民意識調査より)
総選廃止反対派は、これをよく考えることだ。普通科高校の「教育目的」とは、大学進学への準備教育
を行うところであることを。総選廃止反対派は、「学力均等」という美辞麗句を「勉強できないのを隠せる」と言う言葉に言い換え
よ。
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