やればできる

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>どんなにレベルの低い高校からだって本人の頑張り次第で良い大学にだって入学できます。

→「やればできる」という言葉は、低学力の子供を励ます時に頻繁に使われてきました。
この言葉が、どれほどの子供を苦しめてきたことか?
人間の能力は、生まれながらにして同じではないですし、学習環境もそうです。
高校普通科課程を理解できるのは、どんなに甘く見ても全体の3割程度です。
あとの7割の生徒は、中学課程を十分に習得し、職業専門コースに進むべきです。
そもそも、昭和20年代から30年前半の高校進学率は2〜3割程度であり、現在の高校普通科課程も
上位3割程度を基準にして作られたものです。「やればできる」って言葉を旗印に、ほとんどの生徒が
高校普通科課程に進むという歪んだ現実をどう思われるのですか?

私が小学校 中学校まで見ていた塾の生徒で、神戸市でいうと高塚、伊川谷クラスの高校に入学し、
某国立大学教育に現役合格。そして、先生になっている子がいますが、

彼の中学時代はこんな感じでした。
1.落ち着きがなく、字が汚い子。計算ミスが多い。
2.暗記科目が苦手。
3.嫌な宿題は、ビンタされるのわかっていても、やってこない。
4.お兄ちゃんは旧帝大だから僕も行けると平気で言う。
3.PCオタクで、自分でゲームソフトを作成できる。
4.興味ある分野の読書量が多く、知識も豊富。
5.数学においては、理解力が早く私学受験の問題でも独自の方法で解法を導くことができる。
6.身なりとか、周りを全く気にしないマイペース

レベルの低い高校から大学へ進学した生徒のことが、よく例に挙げられますが、彼らは、
もともと高い能力を持っていました。でも、あくまでもレアケース。一般論に用いるには、
無理がありすぎます。




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