六甲岩石大事典 第４部３章
目神山地区のボルダー
古地図に示された目神山のピークは、現在すでに住宅地になっているが、北山公園の東・甲山の南の地域をここでは目神山地区と呼ぶことにしています。
登攀された痕跡のある岩は、ボルダーと表記しました。また、形態等のおもしろい岩もネーミングを行い合わせて収録しました。
| 岩の名前 | 写真と説明 | |
| 北部地域 |
甲山八十八ヶ所の第６２番から東を見ると、何やら大きな岩がごろごろしている。 このあたりはすっかり住宅地になってしまったが、古い文献には「目神山の岩場」という文字が出てくる。ここは、おそらく昔の目神山ボルダー群の名残であると考えられる。 |
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| ボルダー N１ （ビッグボルダー） このボルダーは、おそらく北部地域で最大のものと思われる。 場所 甲山八十八ヶ所６０番の東方、６２番から道が南にある。 |
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| ボルダー西側面 | ボルダーの東側面。頂部が大きく欠けている。 | |
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| 岩の頂部にはボルトが打ち込まれている。 | 下から見上げたところ。ボルトが連打されている。 | |
| ボルダー N２ 岩には矢穴があり、このあたりが石切り場であったことがわかる。ボルダーN1の次に大きなボルダーである。 場所：ボルダーN1の西隣 |
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| 岩の頂部にはボルトが打ち込まれている | 岩には矢穴が縦に走っている。 | |
| 目神山 石切り場 場所 甲山八十八ヶ所６０番の東方、６２番から道が南に伸びている。 |
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| ここに仏が安置されていたらしい石室だ。 | 矢穴がくっきり | |
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| 三角の掘り込み。手洗い用の水貯めか？ | 石室から甲山八十八ヶ所６０番の宝塔を望む | |
| 南部地域 | 北部から、南に向かってはっきりした道が伸びており、その先にボルダー群がある。 | |
| ボルダー S1 （要塞） これは、ボルダーというよりいくつかの岩が集まってできた岩場にちかい。目神山で最大のボルダーである。 |
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| ボルダーの上部 | ボルダーの上部先端に古いピトンが打ち込まれている。 | |
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| 東面、岩が密集している。 | 南面、まるで要塞のようだ。この面が登攀に使われているようである。 | |
| ボルダー S2 （チューリップ） 場所：ボルダーS1の東隣 |
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| チューリップの花の先端のようだ | ボルダー正面 | |
| ボルダー S３ （司令塔） 練習用の小さなボルダーだがなかなか手ごわそう。まるで、浮上しつつある潜水艦の司令塔だ。 場所：ボルダーS２の東上方 |
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| 小さなボルダーだ。 | 上部にボルトが打たれている。 | |
| 家紋岩 右の家紋は、越木岩神社の境内にある岩にも刻まれている。 |
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| この家紋はどこの大名であろうか？ | 右上に家紋がくっきりと残っている。 | |
| らくだ岩 |  |
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| 足を畳んだらくだの姿だ。 | ひと瘤らくだというところか。 | |
| 岩鼻 |  |
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| この岩の下には、住宅地区だ。 | 鮫の口のようにも見える。 | |
| だるま落とし |  |
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| うむー、かなり傾いているなあー | 一番上のだるまさんだ。 | |
| 根割れ岩 |  |
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| 松の根が岩を割った。 | 生きるものは死せるものを支配する？ | |
| 西部地域（調査中） | ボルダーS1の西側に道路をへだてて小さな山がある。そんなに大きな岩はないが、形の面白い岩がいくつかある。 | |
| 家紋岩 丸に点」の家紋 |
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| 「丸に点」の家紋である。 | 右上に家紋が刻まれている。 | |
| たこ坊主 この岩にも「丸に点」の家紋がある。 |
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| 蛸の頭がにょっきりと立つ。 | たこ坊主のカンテ | |
| ぎぼし岩 |  |
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| 葱坊主そっくりだ。 | ぎぼし岩のフェース | |
| KKK クークラックスクラン団 |
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| 不気味な三角頭巾だ | 離れてみてもやはり不気味だ。 | |
| 馬の顔 |  |
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| 目のある馬の顔だ。 | 良く見ると馬の鼻先にも「丸に点」の家紋がある。 | |
| exclamation mark ! |
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| 地上から噴出した驚きマークだ。 | 岩の側面 | |