院長の談話室 読む葡萄酒

アルザス読む葡萄酒 その18

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アルザスの街

現在のアルザスはフランスですが、ドイツとの国境にあり、文化、家のデザイン、ワインのボトルの形はドイツです。今年のゴールデンウィークにこの地を訪れました。アルザスの中心地ストラスブルグは大変美しい街です。運河が張り巡らされ、交通の手段として使われています。

運河が張り巡らされたアルザスの街並み

アルザスのワインを求めワイナリーを訪問しました。フランスで一番美しい街リクーヴィルに本拠を置く、1639年創業の「ヒューゲル社」を見学しました。ここにはギネスブックにも載っている、現在も現役の発酵樽がどーんと構えていました。1715年からずーっと働いている樽です。

ヒューゲル社のテイスティングルーム

ところで、アルザスのワインは葡萄品種名がワイン名となります。主な品種にリースリングがあります。この葡萄酒は和食にとてもマリアージュします。そして、ゲヴュルツトラミネールという舌を噛みそうな名前の葡萄酒があります。ゲヴュルツとはドイツ語で香辛料を意味します。この葡萄酒はライチの香りがします。私はこの葡萄酒と中華料理のライチ入りの酢豚とよく合わせます。そのほかの葡萄酒品種に、ピノ・グリ、ピノ・ノワールなどがあります。

ギネスブック認定の最古の現役樽

皆様も是非ギネスの樽で造られた葡萄酒を味わっていただけたらと思います。

ギネス認定証