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<ダ イコンの栽培について>


ダイコンは本葉4枚時から根の肥 大が始まるので、この時期からの肥切れ、水不足をさせない管理が必要です。
<畑の準備>
完熟堆肥や油粕などの有機肥料を入れた場合は、早めに畑全面に耕し込んでおくようにします。
また、変形根や根の発達の阻害にならないように小石や大きな草の根はていねいに取り除いておき、十分に耕耘しておきます。

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・畝を作った後に鍬で平面をこしらえて、そこに種を蒔くようにしました。

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<種まき>
畝が出来たらジュースの缶やビール瓶を使って播き穴を作り、播き穴1ヵ所に4〜5粒くらいを目安に点まきをします。
その後、厚さ1cm以下くらいで覆土します。
発芽までうすく敷き藁や寒冷紗を使って雨や地温の上昇を穏やかにし、潅水を忘れずに行います。
また、寒冷紗を掛けてトンネル栽培した方が害虫をある程度、防ぐことが出来ます。

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・空き缶の底を使って蒔き穴をこしらえます。
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・蒔き穴に種を点まきします。
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・覆土して発芽を待ちます。
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・虫除けの為、ネットを張って栽培します。

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<間引き>
2〜3日くらい経つと芽が出てきます。
間引きは、
・子葉が開いたとき、密生部をすかせるように間引きます。
・本葉1〜2枚のとき、子葉や本葉の形が不揃いなもの、葉が縮んだもの、葉が異常に大きい・小さいもの
・本葉5〜6枚のとき、病害虫にさらされたもの、苗の揃いが悪いもの
などをそれぞれ間引きの対象とし、最終1本にして育てます。

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・ふれあう程度に間引きます。
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・間引いた苗です。
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・最終的には1本にします。

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<追肥と中耕、土寄せ>
間引きを行う都度、追肥を施します。
また、雑草防除をかねて畝の表面を軽く中耕し、風で振り回されないように株元に土寄せをします。
土寄せする場合、葉の間に土が入らないように注意します。

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・小さい内は良く苗が振られますので株元に土寄せを行います。
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・間引き、中耕、土寄せを行います。
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・葉の間に土が入らないように注意します。

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<収穫>
品種によって違いますが、外葉が垂れて中心部の葉が広がって平たく見える頃、または根の太り具合を見て収穫します。
収穫が遅れると「す」(根の内部に空洞ができる)が入るなどの原因になるので注意して下さい。

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・外葉が垂れています。
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・外葉が垂れて隠れていますが、根は十分な大きさになっています。
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・収穫時期を逃さないように適宜、収穫します。

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