AEレーザー溶込み不良検査装置
AEレーザー溶込み不良検査装置の特徴
近年、レーザー溶接の技術が向上し、さまざまな溶接にレーザーが使用されるようになってきました。しかし、溶接の品質保証は加工後の強度試験や溶接部の切断面の観察などのように破壊検査に頼るところ多く、非破壊で、しかも全数検査が可能な検査方法が求められていました。
アコースティックエミッション(AE)は、金属の亀裂進行だけでなく、金属の溶融過程でも発生します。レーザー溶接時に発生するAEの特徴量から溶込み量を評価することができます。
検出原理
レーザーが溶接部に衝突して溶け込みが開始するとAEが発生し、発生したAEの面積(AEエネルギー)と溶け込み量に相関があります。本装置は、溶込み時に発生するAEのエネルギーを計測し、溶込み不良や貫通、あるいは異物付着による表面焼けなどを検出することができます。
仕様概要
□チャンネル:1CH □周波数帯域:1kHz〜1MHz
□サンプリング:分解能 16ビット最大1MHz □動作環境:Windows Xp
□アナログ入力:1CH(16ビット)、±10V入力 □データー出力:USB
□加工タイミング信号入力:接点信号(5V、24V、100Vでも対応可能)
□警報出力:接点信号(5V、24V、100Vでも対応可能)
□AEセンサ:プリアンプ内蔵150kHz共振型(他のAEセンサも選択可能)
□外観・重量 :330W×180H×410D □電源:AC100V6A
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