金型AE検査装置
金型AE検査装置の特徴
アコースティックエミッション(AE)は、金属の亀裂進行や摩擦、摩耗の進行に伴い発生します。金型の異常であるパンチやダイの欠損、摩耗や、製品の亀裂、バリ発生、カス上がりによる2度打ちなどは、現象としては金属の亀裂、摩擦・摩耗現象と考えることができます。したがって、各異常の発生時にはAEが発生します。本製品は、この金型異常の発生・進行に伴い放出されたAEを検出して、金型の異常発生を評価します。
検出原理
正常稼動時に発生するAEの発生パターンに対し、金型異常が発生した場合には異常の内容固有のタイミングでAEが発生します。検出対象の異常が発生するタイミングにゲートを設け、このゲート内で発生するAEのエネルギー等の変化から異常の発生を判断します。
設備側必要事項
本装置は、上記のように抜きやしぼり等の加工タイミングを判断して異常を検出します。したがって、本装置の動作にはカム信号などの加工タイミングが判断できる信号が必要です。
仕様概要
□検出対象:@パンチ・ダイの欠損、摩耗 Aバリ発生 B2度打ち
□チャンネル:1CH(最大4CHまで増設可能) □周波数帯域:1kHz〜1MHz
□サンプリング:分解能 16ビット最大1MHz □動作環境:Windows Xp
□アナログ入力:1CH(16ビット)、±10V入力 □データー出力:USB
□加工タイミング信号入力:接点信号(5V、24V、100Vでも対応可能)
□警報出力:接点信号(5V、24V、100Vでも対応可能)
□AEセンサ:プリアンプ内蔵150kHz共振型(他のAEセンサも選択可能)
□外観・重量 :330W×180H×410D □電源:AC100V6A
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